ダイビングショップ店長ブログ.サンマリンショップ.tel.079-293-1506.NDS正規販売店

38年前のNDSレギュレーター オーバーホール実施例

今回のお客様のご依頼は、今なお現役で活躍中である38年前のNDSディープレギュレータ(オクトエアも)のメンテンナンスです。(30年オーバー品のOH修理は年に数回あります)



Sプロのレギも所有されていますが、「使い慣れたNDSのレギには代えがたいものがある」とのお話がありました。

例えばこれを中古で購入されたお客さまからのご相談であれば、「買い換え推奨」とご提案しますが、ご自身とともにキャリアを重ねてきたギアであれば、それは全く別の話です。こうなれば、最後の最後までこのレギュを使っていただきたい気持ちです。

基本的にNDSというメーカーは、部品交換をあまりしたがらない傾向のメーカーですが、今回は最大級の交換となりました。

1stの高圧弁、ヨーク取り付け金具



2stの低圧弁、低圧シート



これらの部品は恐らく約40年交換されていなかったと思われます。

ホースは数年前に交換されていたので未交換ですが、それでも交換部品代だけで¥2万オーバーでした(^^;

ちなみに、このファーストをみて40年前の型と一瞬で判断できる人は、ハイレベルのNDS通です。

現行ディープ



セカンドは一目瞭然で、約30年前のモデル確定であるリング式セカンドは、メーカーにも部品保有がないため、リングが破損したら部品がないためもう終わりです。

当方でも多数処分はしたものの、いくつか中古が転がっていたと思いますので、どうしてもという場合はご相談ください(^^;

呼吸感は現行のネジ式の方が、かなり良いです(笑)

これからもできるだけ長く使っていただきたいです。すべては安全ダイビングのために。

新しいものでも、古い物でもNDS製品のオーバーホールや修理のご相談、お待ちしております。

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