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明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

幻の「東京オリンピック」があった

こんばんは。
アナタに明日への希望をお届けする「情熱の女」カウンセラー もるもです。

再来週からの東京オリンピックは、とうとうほぼ全面無観客開催になり

経済イベントとしては当初の目論見からはほど遠い内容になりそうです。

一連の決定の経緯は、感染拡大の読みが難しかったとはいえ

国民からの納得が得られない流れだったと言わざるを得ません。

「なんだか、盛り上がらないオリンピックになりそうだなぁ・・・」

そうため息をついたのは私だけではないと思います。

しかし以前の記事にも書きましたが

東京オリンピックは、実は戦前に一回中止になっています。

もともと1940年のオリンピック開催地には東京が選ばれていました。

当時、東京にオリンピックを招致することは

先進国のほとんどが西洋諸国だった世界において画期的な出来事であり

また日本側には1923年におきた関東大震災からの復興をアピールする目的もあり

国民から多くの期待が寄せられていました。

細かい経緯は、2019年の大河ドラマ「いだてん」を観るとよくわかります。

1937年に始まった日中戦争により、資金や人員を戦争の方に振り向ける必要があり

大会招致に必要な協力を当時の軍部から得られなくなったことが理由とされています。

オリンピックという平和の祭典であっても

その時代における政情から自由ではあり得ないのです。

また、その前の1936年のベルリンオリンピックはヒトラーがドイツの優位性を誇示するために利用されました。

ちなみに今も規模を縮小して行われている聖火リレーは

このベルリンオリンピックから始まっています。

「戦争が理由で、オリンピックができなくなる」

「オリンピックが軍事政権の威信を誇示する目的で使われる」

こんなことは、今の世の中では想像もつきません。

しかし、約80年前に実際に起こったことです。

そう思うと、コロナ禍で当初期待したような興行にはならないであろう今回のオリンピックも

戦争などの理由でできないよりはずっとマシ、なのかもしれません・・・。

ちなみにオリンピックが現在のような大規模商業イベントになったのは

1984年のロサンゼルスオリンピックからと言われており

こちらはまだ40年も経っていません。

そんなオリンピックの歴史や今回のコロナ禍から私たちが学ぶことができるのは

今、私たちに与えられている世界の「常識」は決して当たり前ではないこと

過去のオリンピックにも困難や問題は多々あったこと

今与えられている環境に感謝し、自分にできることをやること

そうしたことなのだろうと思います。

選手たちの活躍を祈っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も素敵な日曜日を。

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