昨晩のジョコビッチ&ティーム戦、中断後の両者のプレーが素晴らしかったですね!
印象的だったのは、ティームが5-4の40-15から2つのマッチポイントを落とし、そのままブレークされた後。
マッチポイントを握ってから、スライスを多用して、明らかに消極的なプレーになっていました。
あと2ポイントで勝てるのだから、慎重になってしまうのも無理はない。
でも、その隙を見逃さないのがジョコビッチ。
ブレークポイントでティームのロブがアウトになった時は、ガッツポーズを作ったり、
観客の声援を煽ったりしていましたね。
ただ、ティームが素晴らしかったのはその後。
きちんと修正して、お得意の強打を取り戻して、ジョコビッチのバックハンド側を攻め続けた。
ジョコビッチは球威に押され、特にストレート方向のコントロールが効かずにミスに繋がる。
最後、ティームがジョコビッチのサービスゲームをブレークして終わりますが、
最後のダウンザラインのウィナーも、お得意のオープンスタンスからしっかり振り切る
スピンが素晴らしかったですね。
自分を信じて振り切り、決め切りました。
大事な場面で振り切るのは、自分のプレーを信じていないとできないこと。
やっぱり自分を信じるのが大事。
一方、ジョコビッチに対しても昨日書いた記事とは違う見方があることに気づきました。
ジョコビッチは球威に押されてミスが続いて本当に困っており、その事態を解決するために
無謀にも見えるサービスダッシュやドロップにチャレンジしていたのかも、と・・・。
昨日は「自分に合わないプレーを無理に行って、悪い事態を自ら招いた」ように見えましたが
もしかしたら本人は「事態を打開したい」と前向きにチャレンジしていたのかもな、と・・・。
ここで気がついたのですが、行動している本当の動機は本人にしか分からず、そして他人の見方は
その時々によって(ある意味無責任に)変わるんですね。
だから、相手が自分のプレー、仕事、考えにどう反応するかを気にしすぎる必要はない。
ただ、「その人のその瞬間の考え」を伝えているだけ。
その考えは後で変わるかもしれないし、その人自身もどれだけ分かってコメントしているのかも分からない。
今日の決勝に関してだって、私はこれまでの試合を見ていると圧倒的にナダル優位だと思いますが
ナダルファンの家族は「いや、何が起こるか分からない!」と言っています。
私はどっちのファンでもないので、事実だけを見て推察する。
ナダルファンの家族は「ナダルに勝って欲しい、でも油断しちゃいけない!」と思っているから気を引き締める。
たった一つの試合結果予測でも、自分の持っている前提・背景が変わるだけで見解が変わります。
だから、人が自分にどんなことを言うかは、あんまり気にしなくていいんだと思います。
面白かったり、新しい気づきをくれるなら参考にする、程度で。
そんな感じで、自分の思いをベースに行動して行きましょうね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な日曜日を。
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