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明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

パイオニアに感謝する -大河ドラマ「いだてん」より-

昨晩のナダル&ティームの決勝戦、やはりナダルが勝ちましたね。

 

私は途中まで観て寝てしまったので試合全体の流れは分からないのですが、

ティームがナダルの牙城を崩そうと、リスクを追って様々な攻撃を仕掛けているのが

印象的でした。

 

もしかして、来年も同じカードで決勝戦があったら、次はティームが勝つかも。。

・・・そんな予感がするだけでも素敵ですよね。

テニスは最高に楽しいです。

 

さて、本日の話題は大河ドラマ「いだてん」。

 

残念ながら視聴率は悪いようですが、個人的にはとても好きなドラマです。

 

日本の体育の歴史、特に女性が体育をするようになってからはまだ100年も

たっていないんだ・・・、と思うと、当時どれだけの勇気を持って女性達がスポーツを

始めたのか、想像するだけでも面白いです。

 

しかも、当時の女性が初期に始めたスポーツが「テニス」で、憧れの選手があの

「スザンヌ・ランラン」

 

・・・これ、全仏オープンの決勝と同じ日に放映したの、明らかにわざとだよね?

 

そんな脚本のクドカンとNHKのディレクターの粋な演出がいいなあと思いました。

 

で、本題ですが、やっぱり当時の女性スポーツを普及させようと立ち上がった人たちの勇気は

すごいと思います。

 

主人公の金栗四三、東京女子体育大学を設立した二階堂トクヨ、彼らについていった女子生徒達・・・。

 

女性が運動をするのははしたない、嫁の貰い手がなくなる、そんな周囲のプレッシャーの中、

自分の信じる道を切り開くのは強い勇気が必要だったと思います。

 

黒島結菜演じる村田富江のように、親に止められた女子生徒もたくさんいたことでしょう。

 

以前、夏目漱石の「それから」を読んだ時も思ったのですが、大正時代の女性達は

今の女性にも負けず劣らず、自立した精神を持っていました。

 

女性の自立に向けた戦いの歴史は現在も続いており、いち会社員である自分自身も

入社してから今までの時間で、大きく潮目が変わって来ているのを感じます。

 

もともと、女性が出世したりキャリアを築くのはかなりのレアケースでした。

そしてそうした女性の先輩方は、パイオニアとして様々な困難、戦いの中を生き抜き

勇気を持って権利を主張し、勝ち取って来ました。

 

ですが、そうした先輩方を「いやーあの人みたいにはなりたくないわ!」と揶揄する雰囲気が

あることも知っています。

(恥ずかしながら私自身も、そう思っていた時期があります。)

 

女性が管理職になること、産休・育休を取って職場に戻ること、

男性が家事・育児に参加し始めたこと、

全ては諸先輩方がリスクをとってチャレンジし、道を切り開いてきたからこそ今がある。

 

そして、今も決して完璧な状態ではなく、よりよい社会を目指して

チャレンジが求められてるのは私たち自身。

 

そのチャレンジが、次の世代へのバトンになる。

 

このブログを書き始めたのも、そんな思いがあったからかも知れません。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

東京は強雨ですが、素敵な月曜日の夜を。

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