豆知識 地目について

（情報誌より）
　地目は、土地の利用状況を表すものです。
主な地目としては宅地・田・畑・雑種地・山林などがあります。
市街地で現況が駐車場であっても地目が畑である事もありますし、郊外の畑の地目が山林という場合もありますので、必ずしも現況と地目が一緒とは限りません。
田んぼや畑の上に住宅などを建てると、地目変更をする事になります。農地を駐車場や資材置場など、建物が建たないものに変更した場合は、雑種地という地目に変更されます。
　不動産売買で問題になりますのは、市街化調整区域などにある敷地で、現在中古住宅が建っていて、地目が宅地の場合です。
　昔から住宅が建っていて、登記簿を確認しても最初から宅地の地目でしたら問題はありませんが、以前田畑であった土地が宅地に変わった場合、地目が宅地であっても現在の建物を建て替えたり、増改築出来ない場合があります。宅地＝建物が建てる事が出来る　という訳ではないのです。調整区域の場合は、基本的には建物を建てる事が出来ない場所なので、例外的に建てる事が出来る権利の人のみ建築出来るという事になっています。つまりその権利が無い人が買っても、建てられる権利までは買えないので、注意が必要です。


T.I
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