私の愛用しているイヤホンはfinalのZE8000。
ZE8000に出会うまではTWSイヤホンなんて、とたかを括っていましたがZE8000は音響機器と認めざるを得ない機種でした。
ただZE8000、音はいいのですがノイキャンの性能と操作性が悪く他に良いイヤホンは無いかと浮気してみました。
話が長くなるので試した機種はboseの1世代前イヤホンとソニーの1000XM4、5とfinalの8000mk2でした。
ボーズとソニーはノイキャン性能は良いのですが音質が気に入らずmk2はZE8000のバランスが変化した程度でこれもイマイチでした。
そんな時にAV watchでDENONのイヤホンを見かけ視聴してみました。
ヨドバシ店頭で視聴したのですが、周りがうるさい事もあり情報量が多い事は確認できましたが、その他の音質は把握しづらく購入を見合わせました。
しかし気持ちが収まらずAmazonを見るとAmazonアウトレットで状態「良い」の商品が新品の最安値より2割程度安かったので買ってみました。
これまでAmazonアウトレットでは状態「良い」は買った事がなく少々心配でしたが届いた商品は使用感はあるものの
傷などは無く、付属品も未開封未使用で程度の良いものでした。以前、同居人がアウトレットで状態非常に良いの
CD&DVDを購入した所ケースが粉々な物が届いて驚いた事がありますが、大概は状態も良く安心できると思います。(Amazonアウトレットなら返品も効きますからね)
肝心のPerlですが、パーソナライズした音ですがソニーやボーズよりは好ましく思えました。しかし個人的最高峰ZE8000には及びませんでした。
音色はできの良いフルレンジスピーカといった感じで、中高音にアクセントがついた感じ。個人的には低音を+1にするとバランスがとてるようになります。
向くジャンルは女性ボーカルやアコースティック楽器を多用した音楽。アコギはいいけれどフォークギターなどの金属感は出ない感じ。ジャズなどはハイハットやホーンのテカリ感が出ないので不向きと思います。
PerLに限らないのですがZE8000に比べて金属系の楽器のリアリティが足りなかったり、音楽を流している時の高音域のノイズや歪感がイマイチだと感じました。
ZE8000はアナログアンプにAB級のアンプを使っています。TWSでは珍しい事で恐らく今まで視聴してきたTWSはD級アンプ使用です。
大昔に比べればD級アンプも聴けるようになってきましたが、アナログアンプに比べ高音域のノイズや歪は今ひとつに感じます。(D級アンプは1bitDACなどに動作が似ていて高音域に性能の皺寄せが行きがち)
また基本、D級アンプはスピーカ(ドライバ)に直列にインダクタ(コイル)入れたLPFが必須。変調周波数が高ければ可聴帯域に影響は少ないはずですが、低めだと可聴帯域(主に高音)に影響が出るはずです。
どうもZE8000が他のTWSに比べて音色が違うと思うのは、その辺りが違うからかな?と思います。
人間の聴覚は周波数特性が平坦でも先に聞こえた音が大きく聞こえる特性があるようでZE8000はその辺りもチューニングしている気がします。
fainal本社で8000と3000/2000を比べた時もかなり音質が違いましたから。
でPerLですがこれまで私が聞いてきた中で2番目に音の良いTWSだと思いますが、何せZE8000を偏愛しすぎている身なので処分しようと思います。
画像はPerLとZE8000。fainalの自分ダミーヘッドは興味はあるのですが値段と2回も川崎に行かないと行けないので躊躇しています。
以上、大昔の一般論かつ古い知識なので間違っていたらすみません。