縦走+東俣、それに雪投沢も!ということで、のびぢさんがくるりを考えてくれました!
新倉P…伝付峠…二軒小屋…千枚…荒川岳…三伏峠…塩見岳…雪投沢…大井川東俣…三国沢…間ノ岳…北岳山荘…大樺沢…広河原ー奈良田…新倉P
8/11 フォッサマグナの構造線のある新倉をスタート。
もともとあった沢沿いの登山道は台風で崩壊、現在迂回ルートが整備されていました。
しかし… 急坂で、いきなり泣きそう!!
八丁峠という場所に着き、一休み。さすが盆時期で、こんなマイナーな登山道にも何パーティーかいました!!情報交換しましたが、みな、クセのあるルート取りばかり…
その後は、もともとの登山道に合流し、ひたすら登って、伝付峠に出ました!手前の水場は健在で水が美味しかったです~
せっかく登ったのに、一気に下って二軒小屋に到着!!お昼前に到着できました~
二軒小屋で幕営したい!との思いを断ち切り、千枚小屋を目指します
二軒小屋でも、「初めの1時間が勝負だな!」と教えられた通り、初めの急坂にはもう息も絶え絶え
そこを我慢すれば割と平らだったり、緩やかな坂で
森の豊かさに感動!!
ハイマツ帯に出るとゴールは近いかな
少し下って、千枚小屋が見えました!!
テント場はめちゃ混みで、本当に細い隙間にやっと張らせてもらいました~~
8/12
朝から快晴!すでに高い場所だったので、南アルプス南部の展望が素晴らしい
盟主赤石岳、かっこいい!!
雲海の向こうに富士山
千枚岳 ヨシ!
高山植物もまだ結構きれいで
タカネビランジとか
マツムシソウとか
遠くに塩見岳と、間ノ岳かな~~?! 遠い!!
これは、荒川~三伏の稜線 (仙塩尾根に通ずるような長そう~な道 )
荒川岳も素晴らしい山頂
主縦走路に出ると、さっそく、トランスアルプスジャパンレースの選手に遭遇!!
これが今回の楽しみでもありましたので、一生懸命応援しました!!
(選手12人、飛び入り参加1人、スタッフ4人? 敬意を表して、できる限り写真を載せます)
↓ 11番の選手。 ポーズをとってくれて、さらにぶたこたちの応援に対して、「ありがとう!!」ってとても喜んでくれて握手してくれました~ こちらこそありがとう!! 私たちも皆さまよりはささやかな縦走ですが、頑張りますよ!!
雄大な南アルプス南部
荒川のきつい登りの途中で。笑顔見せてくれてありがとう!
この頃は、灼熱の太陽で、大変でした
本当に緑豊かな南アルプス 素晴らしい~
↓ ゼッケン見えなくてごめん! 頑張ってよ~
まだまだ完走圏内だ!
高山裏避難小屋 水場も充実し、おもろいおっちゃんが管理する小屋
本当に、みな黒く日焼けした顔と足がかっこよかった!!
高山裏避難小屋~ 小河内までは、塩尻から来たというおっちゃんと同行。色々お話がきけて楽しかったです!!
暑い中、選手はもくもくと頑張る!
↓ 55番?? 出場枠は30人だけど??と思ったら、この方、レースがスタートして、7分後にスタートして、同じコースで走っているのだそうです。詳しくは聞けなかったけど、ぶたこが考えるに抽選に漏れてしまった方なのでしょうか??自作のゼッケンを作ってまで。
この方のこのレースに懸けた思いに感動しました… 2年に1回、しかも出場権を満たすことのできる人は少なく、体調だってちょうどいい時に当たるかだってわからない。抽選なんてせずにみんな出走させてあげればいいのに…
頑張って!! あなたのTJARをぜひ、完走してくださいね!
↓ 会えた!! 女性の選手!! 今日は荒川まで頑張りたいって言ってました~
大丈夫、まだまだ完走圏!!
女性ランナーのすぐ後ろに撮影スタッフの方が
撮影隊だって楽じゃないよな~~ 選手並みの体力なくっちゃ!!スゴイ!!
思わず、「お仕事、ガンバレ!」って応援!
小河内岳に到着、すっかりガスってしまいましたが…
塩尻のおっちゃんは、ここの避難小屋に泊まるというので、ここでお別れです。ありがとう!
ガスで、涼しくてちょっとほっとしますね
ストレッチをしてた選手
三伏手前の、マツムシソウ大群落 (柵の内側だけでしたが)
↓ 三伏手前で。足が痛いと言って辛そうでした。でも、足をひきずりながらもまだ前に進み続けていた…
ここまで来ただけでもスゴイんですから、無理しないでと言いたかったが
↓ ラストの選手 素晴らしい頑張りですよ~~! これから夜・・・ 気を付けて
その後ろを、スイーパーの2人が行きました 「スイーパーガンバレ!!」
たくさん応援できてよかった!!
三伏峠もこの通りメチャコミ
トイレ近くのちょっと傾いた場所に張らせてもらいました~
今日も12時間歩いてヘロヘロ
でも楽しかった!
8/13
夜のうちに少し雨が降った。
が、朝には上がり星空が!!
という喜びもつかの間、出発する頃にはガスに包まれてしまった。
でも行くしかないよね~
塩見小屋到着。 昔のボロイ小屋のイメージとは全く違い、きれいな小屋でした!!
(ちなみに、塩川土場からの登山道、塩見新道は、通行止め)
待ってました!
塩見の登りにさしかかると、ガスが晴れて、ピーカンに!!
最後の急登は、見るだけで、圧巻!
ひえ~ いったいどこを登るんじゃい?!
岩場をガンガン登ると
嬉しい! 大好きな塩見岳だ!
ここまで、約5時間を要した。
大休止ののち、核心部へ向かう!
塩見から、仙塩尾根を鞍部まで下り
鞍部が雪投沢の源頭だ。
ハイマツの間を縫って、雪投沢へ!!
(テント1張りあり。ちなみに幕営禁止地)
ルートはよくわからなかったが、ケルンが導いてくれた
樹林帯の通過は割と踏み跡が濃かったし、幕営地らしき跡がいくつかあった。
沢に出た。 ここは水が湧いており、まさに雪投沢の源頭
古い登山道は、向かって左側についていたらしいのだが、もう道としての跡は全く無い。
沢シューズに履き替えて、水流伝いに行くことに
よかった~ 高巻きはかえって怖いし
岩をよけ、流木をよけ、淵をよけ、、、 アスレチック状態ではあったが、ザイルの必要な場所は無く
無事、大井川東俣に 出ました!!
のびぢさんのいるところが、雪投沢入り口
ここら辺の東俣はせいせいした河原
昔は車道が通っていたっていうくらいですし・・・
池の沢への分岐を右に見て、東俣本流を進みます
緩やかな流れです~
のびぢさんが、歩きやすいところを選んでガンガン進みます
黄色い花は、アキノキリンソウ??
だいぶ水流が細くなってきましたが、途中で会ったおっちゃんの情報で、幕営には魚止めの滝の上がいいって言ってたから
↓ 魚止めの滝 右岸の巻き道しっかりしてました!!
いい場所をみつけたのでここで幕営!!
バンザーイ!!
水流より1mほど高台で、とってもいい環境!!
8/14
沢の中なので、天気はよくわからないが、たまに青空がのぞくし、まあいいかな!
濡れた靴下と沢シューズを履くのは、気が重いな~
熊の平に突き上げる乗り越し沢の出合いまでは、こんな感じのいい雰囲気の場所が続いてました
↓ 乗り越し沢分岐から、本流(三国沢)へ入ると、沢が狭く、水流も細くなって
明るく、気持ちいい雰囲気です~ 空も晴れてきました!
水流伝いにぽんぽんと歩く
(たまに淵にドボン)
農鳥沢との分岐から、三国沢本流へ
稜線が見えました!! 間ノ岳~三峰の間の稜線です!!
水は涸れました 正確には伏流
↓ トラバース道に出ました! ここでは水がこんこんと流れていました~
以前ここを通ったときに、水を汲んだっけな~ ここが大井川の源頭だったんだ
水がまだまだ出ているので、さらに三国沢を詰めることしました!
トラバース道よりかなり登ると
これが最初の1滴です!
ありがとう!!いつも下流で恵みの水をいただいています!
あとはガンガン登って
急だけど、頑張ります
縦走路に出ました!! 背後は農鳥岳
↓ この谷間が 大井川源流です
縦走路を間ノ岳に向かう
間ノ岳山頂 ヨシ。 でもガス・・・
ガスのおかげで? ライチョウさんに会えました!!
かわいいかわいい!!ピヨピヨとハイマツの中から声がして、ぴよ子も4羽いました!!
嬉しい! 無事に生き延びてね!
ガスも晴れて 3000mの縦走路へ
北岳、かっこいいな~
かっこいい北岳を登りたかったですが、割愛して、今日下山してしまうことにしました
八本歯のコルまでのトラバース道は花いっぱい!!
岩場を慎重に下り
大樺沢の上部に出る
急なガラ場を下るのも楽じゃなかった。
↓ ミヤマハナシノブ きれいだな~~
↓ 大樺沢を見上げて 雪渓が無いわ~~
黙々と歩いて、広河原に到着!! 最終バスに間に合った!
が、その後が悪かった!!
奈良田についたのはいいが
早川町営バスの時間を調べておかなかったため、もう今日のバスは無くて・・・
11km歩く羽目に・・・
前にも確かこんなことがあったな~なんて思いながら、のびぢさんとふらふら歩くこと2時間半。
車に帰着!!
時間も遅く、眠気も強く
その日の温泉をあきらめ、翌日に甲府の信玄温泉にゆっくり入って帰りました
久しぶりの南アルプス縦走は、大変でしたが、感動も大きかったです!!
懐かしい~山名も出てきたり。ウレシイ
塩見小屋は今はとてもきれいでよさそうでしたよ。
一応同じ県内なのに行きたくてもなかなか行けない山ですね!
凄い山行でしたね。
ぶたこちゃんには、どうってことない登山かも知れないけど、やっぱり凄い!
見直して見たいブログが、いっぱいあるからまたゆっくり見るね~
いやあ、こんなこともあったなーと。
このコースは、相棒が考えたコースですが、私の方が超乗り気になった覚えがありますね。
今年はまたトランスアルプスレースがあるようなのでまた見に行きたいですね