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in a schale

シャーレにとじ込めたありふれた日常。

11/3 トーマス主催 2011 Determinaton TOUR [departure] at 新宿RUIDO K4

2011-11-13 06:42:02 | ライブレポート


↑バンド名部分、書くの大変だったろうなぁ……と思わせる看板。

夕方まで仕事をしていたもので、到着したのが開演の約1時間後。よって、トップバッターのLIPHLICHとDISHを見逃すという。くやしーい!


emmuree

好きだけどニガテなemmureeのライブ。バンドの持つ念というか気というか、それにいつも負けてしまうので。

ですが、この日は気持ち良すぎました。自分も大人になったんですかねぇ。後半トリップしそうでしたもん。

ねっとりとした重い空気を醸し出す演奏と、想さんの鬼気迫るようなステージング、人をその場から動けなくさせるような良く通る声。世間一般のいう「かっこいい」といは違う次元でかっこいいんですemmuree。



NightingeiL

オフィシャルサイトのアー写は相変わらず血まみれなんですが、この日は黒い軍服ふうの衣装でした(というか、いまの衣装がこれなんですかね?)。紺さんはさらに真っ黒な拡声器を持っており、1曲目はそれを通して歌っていました。

でも、「歪んで走る」とか「吊り下げの恋」とか少し前の曲もふつうにやっていたので、別に路線変更したわけではなさそう。一時期からスタイリッシュな血まみれですよね。ニュアンスでわかってほしいです、スタイリッシュな血まみれ。

「歪んで走る」のサビの“♪気持ち悪い 気持ち悪い”の部分で、紺さんがピョンピョン跳ねながら率先して手を前後に振るフリをやっていました。それがすんごいかわいかったです、すみません。



トーマス

【SET LIST】
01.Shall we dance?

02.CRAZY DISCO
03.サイケデリック・モバイル
04.チェイン

05.血の轍
06.ピストル
07.Determination

-EN-
08.コールド・ディレイ

-EN.2-
09.パーソナリティ

1曲目の「Shall we dance?」で同期と演奏がかみ合わずグダグダグダグダ~となってしまい、観ているほうがハラハラ。本来ならミニアルバム『Determination』の流れ通りに、SEからこの曲に繋げてクールにライブを転がすはずだったのでしょうが、さすがに無理だと判断したようで1曲やったところでMCをはさんでましたね。

話の内容は、この日のライブがシューティングされていて『Vの流儀』(※1)で放送されるということ。

昌孝「でも15秒です!」

どうやらライブの後半で伝える事項だったもよう(笑)。


主催ライブという大きなイベントでミスをしてしまったのはアレですが、言葉を変えれば、いい意味で緊張が解けたのかなぁ。メンバーの機嫌が悪くなることもなく(近年のバンドは温厚だと思う)、徐々にヒートアップしていってました。


以前も書いたかもしれませんが、自分の思うトーマスの魅力は、激しいだけじゃなくて「憂い」も表現できるところ。どうにでもなれという若さゆえのがむしゃらさと、ふとした瞬間に見せる大人の男らしさが交互にのぞく感じ。自分の魅力にまだ気づいていない思春期の少年のような。メンバー自身まだ若そうなので、等身大な姿が音や声に表れているのかもしれないなあと思います。

完成されていないバンドが好きな人にはたまらなく魅力的に映るバンドでしょう。伸びしろがたくさん。

できるだけ観られるライブがあるときは自分も足を運ぼうかなと思っています。というわけで今夜はナルシス……。


※1
11月8日にO.A.。番組の終盤にニューリリースのコーナーがあり、『Determination』が紹介された。その際、イメージ映像の一部としてライブ映像が使用されていた(音はアルバムのもの)。