今回の個展、毎日同じ時間に画廊に通いましたが
画廊への行き来で感じたのは
人の流れが増えたこと。その主な流れは外国人。
ランチタイム以外ですれ違う人は、ほぼ外国人でした。
画廊の窓から眺める景色で感じたのは
16:30あたりから銀座がコロナ前のように活気付いてきたこと。
10センチヒールを履いた爪先立ちのお嬢さんたちがドレスの裾を脇に抱えて歩き始めます。
ドレスの色が鮮やかでひらひら泳ぐ熱帯魚のようでした。
髪を結うのが最後なのか、ボサボサ頭にドレス、お着物という
裏メニューな姿も見ていて楽しかったです。
彼女たちコロナ前はまだ学生だったんだろうなあ。
そして今回の個展、知り合いの画家さんたちの会期が重なっていたので
近くのギャラリーをいくつかお邪魔して参りました。
一人は若手作家、佐藤秀和くん。
彼と出会ったのは、まだ中学生だったかな?
水墨画の師匠が一緒なので『全日本水墨画秀作展』や『現水展』『墨映展』で交流がありました。
お母様に連れられて全日本水墨画秀作展の授賞式にいらした時が最初だったと思います。
ロンドンの美術大学に進学して、戻ってきて精力的に展示しているようです。
水墨画でなく、アクリル画を主にするようになったそうです。
そして藤井美加子さん。
堂々たる活躍をなさっている画家さんです。
日本画家ですが、ある時期から水墨画を学び、それを取り入れるようになったそうで
さらに表現に奥行きが深まった感じでした。
私は面識ないのですが、藤井さんが水墨画を学んでいた亡き中野嘉之先生が導いてくれたように、
その日は中野先生に学んでいたまた別の日本画家の方ともお話をする機会に恵まれました。
日本橋で個展されていた松本さん、同郷作家の森さん、会期が重なって行けなかった。
でもこうして知り合いの作家さんの会期がここまで重なるのは珍しいことでした。
つくづく活気が戻ってきたのを感じたのは夜の新橋界隈です。
金曜日なんて仕事を終えた人々が居酒屋の店先から溢れるほど。
昭和の頃と変わりない人々の集う姿がそこにありました。
そして、なんと私、新橋でナンパされました。
「帰りですか?お時間ありますか?お茶しませんか?30分で良いです」
一瞬、タイムマシーンで時代がぐるっと巻き戻されたのかと思うほど懐かしい響きでした。
だって最近は声をかけられると言ったら、道を聞かれることしかないですよ。
若い金魚と勘違いしたんじゃないかとジッと顔を見たけど、
「30分で良いからお茶しよう」と繰り返してました。
見た感じ60代〜70代。あれこれゆるむ春ですねえ。
春の果て 時代を超えて 何処にも
さて。4月も後半。そろそろ次の季節の準備です。
個展【樋口鳳香・墨美神®︎展~春の果て】
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