墨ブロ  sumi-blog

美峰  ~ココロ模様・墨模様~

書道を通して 日々の想いを記してマイリマス

 

☆墨ブロへようこそ☆

美峰(ビホウ)と申します。 訪れてくださり、アリガトウゴザイマス。 まだまだ勉強中です。 拙い作品ですが 覗いて行ってください^^ コメントを残してくださると 嬉しいです♪

今は漕ぎ出でな

2012年06月12日 | 書道

見えにくいですが・・・

「 熟田津に 船乗りせむと 月待てば

  潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな 」と書いてあります。

万葉集の中の 額田王の作です。

私の大好きな歌の一つです。

伊予の国のここ熟田津で 神事を行うために船乗りをしようと

 月を待っていたところ、まさに海は願い通りになってきた。

今こそ、さあ漕ぎだそう!  という意味。             

時代背景は・・・1300年の昔 唐と組んだ新羅が百済をくだして 日本に向かうのを憂えられた斉明天皇は、

皇太子中大兄皇子(後の天智天皇)その弟君の大海人王子(後の天武天皇)などとともに筑紫に軍を進めた。

その途中 伊予の道後温泉に立ち寄り、伊予水軍を集結し兵船を整え進発の時を待った。

さあ時は来た! 十五夜の月はまさに出ようとし、潮は満ちて来た。 さあ出発だ!!!

 

力強く、こぶしを振り上げたくなりような、この歌。

私は中学生のころ この歌を知って 額田王のファンになりました。。。

侘助のママさんが ”私もこの歌が大好きなの!”と言ってくださって

この作品を気に入ってくださいました。元気が出るそうです。

私も 同じです  他にもきっとそういう人がいるに違いない・・・

 美峰