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美峰  ~ココロ模様・墨模様~

書道を通して 日々の想いを記してマイリマス

 

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美峰(ビホウ)と申します。 訪れてくださり、アリガトウゴザイマス。 まだまだ勉強中です。 拙い作品ですが 覗いて行ってください^^ コメントを残してくださると 嬉しいです♪

五體字類

2010年11月22日 | 書道

五體字類 という辞典で、漢字の楷・行・草・隷・篆書の五体を

歴史書家の書いた古典から採って載せている辞典です。 

同じ漢字の楷書でも 何種類もある、というわけです^^;

辞典に出てくる最初の漢字、「一」・・・漢数字の「一」ですね。

楷書で少なくとも三種類載っています。

開成石経の「一」、六朝諸碑の「一」、そして九成宮醴泉銘の「一」、と

それぞれ書き方に違いがあります。

 

私たちが手本の無い状態から書くときは

これで調べて、集字をして どれで書こうかな~と考えて書くわけです。

お手本を見ながらも、分からない部分をこれで調べたり、

他にどんな書き方があるのか調べるのにも 使います。

5161の漢字、さらに その五体で47547字が納められています。

 

私は 中学になる前に 特待生まで上がってこれ以上級はあがりませーん^^:だったので、

そこからは 古典の楷書 行書を習っていました。

小学生では 書の歴史なんか全然分からずに ただ教えられた通りに書いていましたが、

今でも楷書を書く時は ”九成宮醴泉銘”(略してキューセイキュー)の書き方で自然に書いています。

今は 書の歴史にも興味があるし、色々な古典も勉強中ですが、

あの頃習っていた九成宮の 筆の入り、はらいが 胸がスッとするような美しさがあり好きです。 

  美峰 

 


WA

2010年11月22日 | 墨象 作品

漢字の 「和」を 

墨象でアレンジして書いた作品です。

ほっこり和(なご)み の 「和」というより、

ちょっと迫力があるかな~^^;

だから、 「WA」 と付けました。

 

和の漢字に意味をもたせて書いたわけではなく、

漢字そのものの カタチが面白くて、

書いてみた、というより 描いてみた というかんじです。

五體字類 という 書体辞典で調べて 書くものを決めています。

この辞典は 調べ物に使うだけでなく、

ずっと見ていても飽きない、歴史書でもありデザイン画集でもあり、

とっても面白い本です。

それについては また別記事で

 

和の墨象で、迫力の「WA」 でした

 美峰