おも〜か〜じ(面舵)‼︎

東日本大震災から十年経って思う事

昨日は、2011.3.11の東日本大震災から10年目の2021.3.11。

東日本大震災でお亡くなりになった方へお悔やみ申しあげます。


当時、ぼーっとテレビを観ていたら地震の速報が流れ、画面が切り替わった。

何事かとテレビを観ていたら、東北沖で大きな地震が発生したと…。

其の日から、何処の局も地震関連。

そして、あの高さ10mを超える大津波が町を村を人々を飲み込んだ…。

日が経つに連れ、被害状況が明らかになって行った。

そして、津波が原因で原子力発電所が機能不全に陥りメルトダウン…。

其の分野の専門家達が各局で見解を繰り広げた。

専門家の見解は一致しておらず、其々が独自の見解を述べていたので、我々視聴者は振り回された。

当時は民主党政権で管直人が総理を務めており、騒然としていた災害現場に出向き、現場で対応に当たっていた人々を混乱させた。

菅直人は、此処ぞばかりに己を売り込むチャンスと判断し、東日本大震災を己の売名に利用した。

当然ながら、良識の在る人々から猛烈な批判を浴びた。

「出向くのは今じゃ無いだろう」

東電の吉田所長もパニック。

日頃から災害に於ける準備は整えてあると思っていたが、そうではなく。

本社と現場が責任のなすり合いに執心していた。

「想定外」と云う言葉が連呼される様になった。

地震の予知を行う、地震予知連絡会を始めとする多種在る地震予知の機関も全く解らなかったのか、警告を発する事は無かった。

高確率で南海トラフ巨大地震が起きる」

と云い続けて数十年…。

其の間隙を縫う様に起きた東日本大震災である。

其の予知も我々には知らされる事も無かったし、先日起きた東北沖の地震も予め知らされる事は無かった。

其れはそうだろう。

彼等には地震の予知が出来ないからだ。

出来ない事に執心するのはやめて、地震予知を生業とする凡ての機関は解散する方がいい。

こう云ってしまうと身も蓋もないかも知れぬが、事実である。

吾には被災者の苦悩が解らない。

当事者でない者が、其の人の苦しみが解る筈も無い。

震災経験の無い、巷やテレビの芸能人や街角のインタビューを受けた人々が被災者の苦悩が解ると云う者達がいたが、あれ皆が偽善者である。

規模は違えど、他県で震災経験の在る人しか解らない。

吾の友人や身近な連中が、陶酔感に浸りながら、被災者の苦悩が理解出来ると云ったのである。

繰り返すが、とんでもない偽善者である。

吾は其れを機に、そう云った長年付き合って来た友人や身近な連中と縁を切った。

当事者か、同じ経験をした者でない限り其の苦悩は解らないのである。

吾は自分自身に腹が立つ。

苦悩も理解出来ぬ、何も出来ぬ無能な自分自身に腹が立つ。




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