「多様性」と云う言葉を振り翳して、凡ゆる所に土足で入り込む、昨今の風潮が気味悪い。
「多様性」を水戸黄門の印籠に如くバァーンと突き付けて、我が国の文化や伝統、伝統文化財を異国に晒しまくるインバウンド政策は、日本国と日本文化や伝統を破壊する。
伝統や文化には秘匿性が在る。
我が国の「祭」、「祭事」には其の土地だけに人知れず継承されて来たものが多く在る。
「多様性」を掲げ、其れを暴き出して面白半分に公開する。
数年前、福岡県宗像市の宗像大社と沖ノ島が世界遺産登録された。
此の聖域は、古来から原則女人禁制であり入島禁止である。
限られた神職や禊を行なった男子のみが年一回許される程。
宗像大社、沖ノ島には、古来の埋蔵物が当時の儘現存している。
だが、世界遺産登録と云う悪しき潮流に飲み込まれて、世界に公開してしまった。
其の後、当然ながら外つ国の異人がやって来て、又マナーやルールを遵守しない日本人観光客が大量に押し寄せた。
自治体は、或る程度のルールを設けたが其の甲斐も無く、立入禁止区域にもお構い無く入り込む。
観光客の無法ぶりに、流石の自治体が困惑した。
此の無法ぶりに、当時の知事は方針を撤回して、原則入島禁止に戻した。
「女人禁制」、「男子禁制」等と云えば、多様性やジェンダーフリーを喧伝する輩共が発狂する文言である。
宗教色が強い祭事の伝統継承を、此れらの忌まわしき言葉である「多様性」と「ジェンダーフリー」が其の国の受け継がれて来た伝統や文化を破壊する。
ジェンダーフリー等と云う、男女の境を無くしてしまうと云う自然の摂理を逸脱して捻じ曲げる愚かで邪な行為は必ず自然の摂理に反した弊害を自ら被る事になる。
神仏や大自然は決して罰は与えない。
自然の法則や摂理、流れに反する本人が自ら被る事になる。
己で己の首を絞めると云う、所謂、自傷行為である。
「多様性」や「ジェンダーフリー」を標榜し其れを良しとする哀れな連中は、被虐待的淫乱と云う精神障害の症状を潜在的に包含しているのである。
解りや易く云えば、マゾヒズムの持ち主である。
精神的奇形とは恐ろしい。