廃棄寸前の食材を探し回り、更には生産者の家に迄押入り、

「棄てるものが在れば、貰えませんやろか」
と貰い受け飯を食う、0円食堂と云う物乞い番組が未だ続いている。
いつ迄続くんだろう此の様な番組が.....。
其の番組には、物乞いタレント数名が出演して、彼方此方に物乞いをして回っている。
確かに、コンビニやスーパー等で消費期限切れ(実際は未だ余裕で食せる)の廃棄物が相当量出ており、勿体無い感は在る。
其の廃棄を減らすとか、食べ物の大切さを訴えるとか。
此の物乞い番組にはそう云った主旨は無く、在るのは、
「日本全国を巡り、その土地土地で普段捨てられてしまっている『0円食材』を探し求め、旅の相棒であるキッチンカーでおいしい料理をつくる」
此れが、此の物乞い番組のコンセプトであるが、只単に此奴等がタダでせしめた食材で飯を食うだけの番組である。
どうせなら、廃棄するものとはいえ、僅かの額で買い取った方がいいのにと思う。
番組スタート時から、タダで飯を食う所からなので、番組名も0円。
発想が不純だ。
ホテルやレストラン等が、農家で形や部分的な傷みが在り廃棄する食材を通常の相場より安くでは在るが買取り、其れを使い低価格で客に提供している。
そう云う取り組みをやって、農家を助ける努力もしているのである。
だが、此の物乞い番組には、そんな事は無く、己等が旨い飯を食うだけの目的である。
昭和の時代は何でも在りで、ダイナミズムを感じたが、此の番組の様なセコい番組は見た事が無い。
農家さんに失礼で、恥ずかしい番組である。
連中がタダ飯を食う処をいつ迄垂れ流すんだろう。
「嫌なら見なければいい」
そう、確かにそうである、見なければいいだけの事である。
ただ吾は番組欄から消えて欲しいのと、番組自体が打ち切りになって、消滅して欲しい。
ただ其れだけである。
番組打ち切りを、ただ、ただ希求する。
