流石にキツかった。
近年稀に見る程にキツかった。
2日に渡る絶食をし、漸く食事が摂れるようになって来た。
先日の投稿に、別腹も原因の一つであると書いたが、思い当たる事がもう一つ在った。
咀嚼である。
一口に30回の咀嚼が良いと聞いた事が在るが、どうも大して噛まずに胃袋に放り込んでいた事である。
知人が、或る日強烈な胃痛に襲われ、胃炎か胃潰瘍ではないかと不安になり胃腸薬を服用した。
併し、一向に良くならず、受診した。
医者から云われた言葉が、
「食事の際、よく噛んでいますか?」
知人は医者の言葉にハッとさせられたと云っていた。
よく噛まない為、胃の中で消化不良を起こしていたのが原因だった。
若い頃の様な食べ方をしていては、年齢と共に衰えて行く胃腸や他の臓器は追い付かない。
今現在は空腹感も出て来たが未だ本調子ではない。
此の度の体調不良で発見が在った。
「お粥が美味い」と云う事である。
米の甘味が疲弊した身体に染み渡った。
体調が戻っても、お粥を常食とする事にする。
“腹八分目に医者いらず” とはよく云ったものだ。
此れ迄は、身体に何か重りを乗せている様だった。
身体が非常に軽くなった。
睡眠の質も良くなった。
悪い事ばかりではなかった。
もっと身体を労ってやらねばならない。