ここ一ヶ月でもいろいろ現場はあったのですが今回は「引き渡しが初顔合わせ」の現場です
麻布台にある、築30年ほどのマンション
天井が高く、海外のアパートメントのような建物の一室です




空き部屋のリフォームで 最初にお電話いただいたのが、何とフランスから
「フランスのお客さんからリフォームだって」
「・・・? フランス???」
実はこのお部屋のオーナー様Kさんは海外でお仕事をされているそうで、一年の大半はフランスにいらっしゃって何か用事があると日本に帰ってくるそうです
所有のマンションの一部屋が空き部屋になったために、古いユニットバスを取り換えるのにTOTOに問い合わせてスイファを紹介していただいたとのこと
ご要望は、このお部屋を管理されている不動産屋さんから教えていただき、まずはたたき台の見積もりを作ってFAXで送りました
いや、そこから先の国際電話での打ち合わせが
大変なのなんのって・・・
混線はバシバシだし、話はブツブツ途切れるし、電話機に表示される通話料が上がりっぱなしで私の額には冷や汗が・・・
あんまりブツブツ途切れて話が通じないので、会話が大変なことにもなりました
私 「キッチンは幅が・・プップッ・・で、」
Kさん「え? なんだって?」
私 「だからーっ・・・プップッ・・・なので・・・」
Kさん「あんたなに言っ・・プッ・・わかんないよっ」
私 「ですから・・・プッ・・がダメなので・・・になるんです」
Kさん「なに言っ・・プッ・・かわか・・プッ・・よっ」
横で聞いてたら お客様との会話とは思えないような
話し方してたよな・・・
それでもどうにかこうにか分かっていただき、工事は職人さんも頑張ってくれて非常にスムーズに予定通り完了




で、今日が引き渡し&Kさんとの初対面
電話であれだけやりあった(?)からかKさんにお会いできるのはとても楽しみでした
フランスからわざわざお土産までいただき、感激の初対面
なんだかずいぶん前から知り合いだったかのような感じ
そして何より一番うれしかったのは出来上がった部屋を見ていただいて、とても喜んでもらえたこと
部屋に入ったとたん
「あら~っ あんたなかなかのセンスじゃないの!」
ほっ・・・よかった・・・
隅々まで確認して、しばしお土産話
残念ながら私にあまり時間がなかったので、ゆっくりはできなかったのですがお会いできてよかったです
いつも思うことですが、こうやって喜んでもらえると、それまでの大変なことって全部忘れちゃうんですよね
雨降って地固まる
たとえ勢い余って
「あんた 賢そうだけど実はバカなんじゃないのっ」とか言われても・・・
えぇ 忘れましたとも
はい すっかり!