迷い。

さてさて，和光に帰ってきた。
もう，１週間が経ち。

やっぱり，この牢獄生活はきついな。
面倒でも家から通うと大分違うかと・・・。

まあ，贅沢を言ってはいけないのだが・・・。

さて，僕の進路。
おおよその方向は定まりつつあるのだが。

迷い・悩みは尽きない。

本当にこれでよいのか。
なんて，考えないこともない。

たぶん，どういう働き方をしても，こういう疑問は
尽きないのかもしれない。

そんなことないのかな。
どうなんだろ。

突き詰めると「働くこと」の意味とかにぶつかると思う。
何のために働くのか。

最近，僕が思うのは。
「働くこと＝人の役に立つこと」ではないかということ。

当たり前すぎることだが。
誰かの役に立つから，対価をもらえるわけで。

だから，何のために働くのか？
と言う問いの答えは，「人の役に立つ」ために働くということになる。

自分の技能の向上のために働くのは目的ではない。
それは，手段にすぎない。

自分の技能，技術を高めることで，人の役に立つこと。
それが，働くことの目的だと思う。

弁護士の仕事は，基本的に何かに困っている人の役に立つこと
にある。
一般民事であれば，直接の個人。

企業法務であれば，企業という見えない法人。
日々感じるのは，企業の担当者のためというイメージなのかな・・・。

この辺は，やったことがないから分からない。

正直，迷いの少なそうな仕事という気もするのだが。
直接，貢献する相手が目に見えてるから。

まあ，仕事をし始めたら，自分の人生についてゆっくり考える
時間も少なくなるだろうから。

今のうちにジックリ考えられるのは良いのかも。

しかし，修習生の就職難，シビアさを増してるみたい。
後期に入って僕のクラスの約３０％の人がまだ未定らしい。

例年だと数名程度らしいが。
もう収拾がつかない割合だと思う。

たぶん，ここ数年の弁護士急増の余波がいよいよ本格化し出して
いるのだと思う。

なんせ，４００とか７００とかいう牧歌的な時代から。
急に，２０００人とかになったわけだから。

いくら，企業が採用しても，追いつかないだろ。
今後，どうなるのか。

誰も予想できてないんじゃないのかな・・・。

退去。

いよいよ部屋から退去。

いざとなると名残惜しいな。

去年、この殺風景な部屋に来てから丸一年。
だいぶ住み安くなっていただけに。


さて、これで、夜には東京。
また、あの人混みの中での暮らし。


まあ、すぐに埼玉なわけだけど。
対応できるのか。

こっちだと、普段使うのは自転車のみ。
たまに車。

基本的に、混雑はない。

まあ、典型的な地方の暮らし。


なんだか、色々、迷いが多い最近。
自分の優柔不断さが、悲しくなる。

まあ、それが、僕だから仕方ないか・・・。

さて、帰るとするかな。

引っ越し作業。

長いようで、短い１年間が過ぎた。

今、バタバタと引越し作業をしている。
結局、この地に、骨をうずめる気にはならなかった。

これが正しい選択かは、分からない。
考えても分からない。

最後は、直感。
もちろん、理屈も考えたが。

理屈は、正直、どうにでも付けられる訳で。

ただ、直感は動かせない。
結局、それが答えかもしれない。

しかし、引越し作業は、大変だ。
なんで、こんなめんどいのか・・・。

まったく知らない土地での一年間。
正直、いろんなことがあり。

感慨深いものもあるのだが。
引越し作業で、手一杯。

まとめを作りたいところだけど。
また、落ち着いてからにしようかな・・・。

フグ刺し。

今日は、弁護修習の打ち上げでフグを食べに行くという修習生に便乗させてもらい、僕もゴチになってきた。

市内ではなく、県下でも、もっともフグが有名なところ。

美味かったが。

度胆を抜かれたのは、肝の量。

こっちでは、フグの肝を食べるのはいたって普通のことなのだが。

今日の店は量が半端じゃない。

写真を見れば分かるが。

バフンのような固まりが全部、肝。
店の人に聞いたら、少なくとも１０匹以上のフグの肝だと。


さすがに、死なないか不安になったが。


大量に食べてしまった。

それから、巨大な白子も食べて。

贅沢すぎて、病気になりそうな気すらした。


幸せな一日だった。