「2015能楽画特集!!」とか「能楽画祭り!!」とか言えない理由があります…それは果たして一体何故なのか!?…
な~んて勿体つけるほどの事ではなく何を隠そう能楽画は今年2点しか描いていないのでした…(笑)
子供の頃、居間に飾られた般若の面が怖ろしくて怖ろしくて夜中にトイレに行けず…親に懇願して外して貰いました…
そして僕にとってなんとももっと怖ろしく感じるのが…全くの無表情でこちらの全てを見透かされているかの思いがする能面です…
キレイな上手な絵を描きたいとは全く思っていない僕が観る人の印象に残るオドロオドロしいような絵を描きたい!!と思った時、真っ先に浮かんだのが自分が怖ろしさを覚える能面でした。
虎の絵を展示した今年の現代日墨展でも楽しそうに一点一点鑑賞されていた女性の集団が僕の絵の前に来たところで「キャッ恐い!!」と飛び上がったのを見てそっとガッツポーズをとったものです(笑)
また数十年前に日展を観に行った際に衝撃を受けた故 森田 茂画伯の油絵抽象画「黒川能」の印象が強く残っており、ある程度筆に慣れたら自分でも自分なりの能楽の世界を描いてみたいという思いもありました。
日本の伝統芸能である「能楽」を日本の伝統芸術である「水墨画」で描く!と張り切って…
2014年、昨年の6月に動物以外の作品として初めて発表した第28回現代日墨展にて準大賞を頂いた能楽画F30号です(人間も動物ですが・・・汗)
さらに昨年の秋に第53回現水展に出品した能楽画F100号です・・・
夢中で描いて応募したのは良いのですが額装され戻って来くると・・・玄関は通ったものの階段が通らずいまだに玄関脇に置かれていて家族の大ブーイングを受けています(汗)
そして今年の8月、日美展第20回総合水墨画展で作家部門に入選した能楽画F30号です・・・
さらに今年も秋の第54回現水展には能楽画F50号を出品しました
実際に描いたのはかなり前なのですが目元や口元が滲んでしまい・・・それが妙に色っぽくて気に入っている作品です(ニッ)
目を画の中心とした動物画が高い評価を頂いていますが・・・目は面の奥にある能楽画は自分の中では静かなマイブームだったりします
能楽作品も少しずつ崩しながら抽象的表現ができる様に挑戦し続けたいと思っています・・・
☆今年最後の締めくくりとなる水墨画展「第32回遊墨会展」が12月8日(火)~13日(日)まで王子の北とぴあ地下1F展示ホールで開催されます!!
(注/初日の8日はPM1:00開展 最終日13日はPM4:00閉展)
遊墨会ホームページはこちら→http://issey9.wix.com/close-up-html-jp
ご高覧頂ければ幸いです。
yumiさんの次は、お母さん描いたのかと思ったにゃ
怖いにゃ~。
ポチっする手が震えるにゃ
声から想像すると優しそうだけどにゃ
今度お顔出す様に伝えてにゃ~~
ありがとうございます。
もっといい作品が描きたい!
と本当に励みになります。
ほ~~
それをこの絵から感じ取れる感性に驚きました!