本田 一誠 水墨画歴

Issey Hondaの水墨画チャレンジ歴です。

生きる…

2016年12月11日 22時01分56秒 | 芸術

なんか突然重たい話ですが…年末になると報道でも自ら命を絶つ話をよく耳にする…

今月に入り遠い知り合いでも二人が自ら未来を絶った話を人づてに聞いた…

日本では毎日百人近い人が自ら未来を絶っている計算になるそうだが…これは遺書のあるものしかカウントされないそうで実際にはもっと膨大な数らしい…

職場や学校の生活環境が耐えられないほど苦しいならいっそ辞めて清々しちゃえばいいのに…生きてさえいれば楽しい事も嬉しい事もきっとある!…と思うのだが…

かく言う自分もかつて耐え切れないほどの苦しみからこんなに苦しんで生きていたくない絶って楽になりたい…と衝動的に思った経験者でもある…もう随分と昔の話だが…

苦しい時もあれば楽しい時もあるものだ…予想もしていなかった事が起きるのが人生…一人でも思いとどまって貰いたいものだ…

 

抗っても抗っても逆風に押し戻され…報われず…それでも歯を食いしばりまた抗う

トットと見切りを付けて楽な道を探せば良いのにそれが出来ずに苦しみもがく…

逆風に逆らいながら分厚い壁に体当たりする…手痛く弾き飛ばされても諦めず何度でもぶつかって行く…思い切り勢いをつけて強くぶつかるほど手痛く弾き飛ばされる…

ボロボロに傷付き疲れ果ててもまた気を取り直しぶつかって行く何度でも何度でも…

どんなに苦しくてもひたすら耐え、努力を重ねればきっと報われる日が来る!苦しんだほど達成感も喜びもひとしおだ!と固く信じて貫く…

分厚い壁もいつしか少しずつ削れようやく僅かに光明が差し掛けた時、壁に体当たりする機会さえも奪われる…

抗う事さえ許されない…要領の悪い不器用な生き方しか出来ない自分にとことん嫌気が差し、失意と絶望感のどん底で自分ほど不幸な運のない人間はいないと己の運命を呪う

声も出ないほどのあまりの苦しみに耐え切れずいっそ楽になりたいと最悪な人生から逃がれる事を真剣に考える…が、いざその場になると恐ろしくて勇気の無さ不甲斐無さを思い知る

思えば物心ついた頃の保育園でも年上の奴等にいじめられ敵うわけないのに突っ込んで行ってはやられて泣かされる毎日だった…三つ子の魂百までと言うが到底敵わない相手に向かって行き完膚なきまでに叩きのめされる…そう言う星の下に生まれたのか…生きるって辛い事や悲しい事、情けない思いの方がずっと多いのかも知れない…どんなに抗っても努力してもちっとも報われない…そんなことばかりだった気がする…これまで自分の人生は無駄な努力と時間を費やして来ただけなのか?いや自分が思ってるほど本当に努力して来たのか?足らなかったのではないか?…自問自答を繰り返す

でもそんな事ばかりじゃない生きてさえいればきっと楽しい事も感動的な嬉しい事もあるはずだ…きっとある…死んだ気になりゃ怖いものなんて何もない何でもやりたいことをやればいい…必死に自分をそう諭す

暫くは抜け殻状態で時が止まったまま己の運の無さをただ嘆き、粘土で招運招き猫ばかり作っていた日々から何年経ったろう…一度は断とうとした拾った儲けもののこの命、思う存分悔いなく生きてやろう…失敗続きの負け組、敗北者の自分にも人様に喜ばれる役に立てることが何かあるかも知れない…この世に生まれた価値がきっとある…そんなものに出会うまで焦らず気長に残りの人生を旅しよう

そんな旅の途中でたまたま水墨画に出逢い、内に抑え込んだ今にも噴き出しそうな気を吐き出す様に紙面にぶつけ自由に表現する何とも心地良い楽しみを知る…

何かにトコトン真剣に打ち込み前向きに挑戦していないといてもたってもいられず生きた心地のしない困った性分を満たしてくれる…いつしかこんな性分になってしまった…長年の習慣とは恐ろしいものだ…

新たに何かをすると必ず問題や壁に直面する…これを一つ一つ悩み考え色々試し改善して乗り越えていく…これが堪らない!難しいほど面白い!…変態なのかな?この性分…(^^;;

しかし思う存分、気をぶつけて描いているだけの稚拙な画がよもやこれほど評価されるとは正直、夢にも思っておらず心底驚き、これまでの人生、紆余曲折も挫折も無駄な事など何も無かったのか!と気付かされる…辛い事も苦しい事も悲しい事もきっと糧になっているのだと…

人様に喜ばれたり評価される日がこんな自分にもまさか来るとは…人生まんざら捨てたものではない。世知辛い世の中、悲しい事やどうにも重くて苦しい辛い事も沢山あるけれど…そんなものは笑って吹き飛ばしちまえばいい!そんな強さもいつしか身に付いた…生きてりゃ楽しい事も感動的な嬉しい事も必ずあるものだ!そんな時くらいは素直に思い切り喜ぼう!死ぬほど喜び倒してやろう!

情熱を傾け抑え切れずに今にも噴き出さんばかりの気をぶつけられる事に出逢えた幸せにただただ感謝!

 

新年2017年、酉年の年賀状は日本の国鳥「雉」です。校正が出来て来ました…

日本の国鳥ってトキや鶴ではなくキジだって知ってましたか〜?

 

本年も残り僅かです…

絵描き冥利に尽きる素晴らしい一年でした…応援や支えて頂いた関係各位の皆様に心より深く感謝申し上げます。ありがとうございました!

 

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15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
どうしたんですか??? (和田ヶゐ)
2016-12-11 22:41:11
内容は前向きだからいいのですが(@_@)
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やはりそうなります? (一誠)
2016-12-12 11:32:29
息子が昔お世話になったサッカーコーチの話や知り合いの娘さんの御主人の話を聞いてショックだったもので…
生きてさえいればいい事もあるのに!ってメッセージのつもりです(^^;;
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そりゃ (和田ヶゐ)
2016-12-12 18:55:25
そうなりますよ(@_@)
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合わない(^^;; (一誠)
2016-12-12 23:15:51
図太く強いイメージですかね?ハハ…
叩かれるタイプなもので…
順風満帆に生きて来た訳でも無いんですよ〜笑

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そうですか (和田ヶゐ)
2016-12-13 17:52:51
まあ、今が明るけりゃそれでいいと思いますよ(@_@)
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ハハ (一誠)
2016-12-14 01:44:58
そりゃそうですね(^^;;
自分はもう充分図太いんで…
悩める若い人へのメッセージのつもりだったのですが…
やはり似合いませんね(^^;;
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いや、いいと思いますよ (和田ヶゐ)
2016-12-14 18:24:46
それで絵でもメッセージを送れるなんて・・・最強すぎますよ(@_@)
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o(≧▽≦)o (一誠)
2016-12-15 00:31:51
そんな偉そうなたいそうな者ではありません(^^;;
貧乏画家のたわごとでした(笑)
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わたしも (ポン太のママ)
2017-02-15 01:08:56
生きるの死ぬのの崖っ淵経験者です。
人から見たら、そんな負の迷路から抜け出せばいいのに、と思われるような状況でも、その最中(さなか)にいると、思考回路が停止して清々する方法が死ぬことしか思いつかなくなってしまうのかもしれません。

一誠さんはそれを乗り越えて達観され、
素晴らしい絵を描く才能があって、
成功されていて羨ましいです。

わたしには取り柄と言えるものが何もないので、、、
誰からも高く評価されることもなく、ただ生きていることが素晴らしいと自分に言い聞かせる毎日です。

何だか隠しておきたかったような事までつらつらと書いてしまいました

少なくともポン太はわたしを高く評価してくれていると思いたいです。
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ポン太ママさん (一誠)
2017-02-15 02:29:01
そうですか…なんだか泣けて来ます…人生山あり谷ありですね
そうして強くなれたと言うか生きてる事に感謝して少しでも有意義に生きようとしてるのかも知れません
今でも立ち直るまでの耐え難い苦しみの時間がすっぽりと抜けて止まったままで年号はどうも苦手です(^^;;
どうにも苦しく胸の痛みが取れなかった頃は普通に生きている人が羨ましくてしょうがありませんでした。
ポン太&グレースや御家族に囲まれ平穏な日常が何よりですね。
どんな苦しみも時が少しずつうすめてくれるものですね。
もちろん僕なんかよりもっと辛い思い経験をされている方が沢山いらっしゃると思いますが…
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