11月の連休は風邪気味な事もあり何処にも出掛けず来年展に向けての作品を描きました…
喉の痛みとくしゃみ鼻水、頭痛と闘い朦朧としながら…何だか面白い絵が描けちゃったりした気がします(笑)
2015,猛獣画特集!・・・と言えば先ずはこの作品です!
今年の代表作となりました…虎画F50号〈眼光〉です…
6月の現代日墨展にて「大賞」を受賞し(感涙)
9月に代表選抜され画だけ中国に渡り北京で開催された北東アジア五カ国書画展で「国際銀賞」を受賞する大活躍をしてくれました!
今年の春には全日本水墨画秀作展《額装展》に初めて応募してみました…
豹の美しい眼を表現してみたくて描いた豹画F20号〈眼差し〉です…
そして夏に京都で開催された同じく全日本水墨画秀作展《茶掛展》で「書籍賞」を頂いた豹画半切二分の一サイズ〈視線〉です…
さらに秋の11月に全日本水墨画秀作展《掛け軸展》で「新聞社賞」を頂いた虎画全紙サイズ〈気〉です…
そして国内の審査で「国際芸術大賞」を受賞し台湾の著名書画家先生方の審査で「中華文化総会賞」の栄誉を頂いた
同じく11月に台湾の国立国父記念館で開催されました台北国際水墨画展に出品した虎画F30号〈気魄〉です…
今年の上半期は3月に初めて応募した全日本水墨画秀作展、そして3度目の応募となった4月の現水春季展も入賞出来ずに実は自信を失い掛けていただけに…6月の現代日墨展大賞受賞以降、下半期の受賞ラッシュは信じられない出来事でした…辛くなる事も沢山あるけれど続けていればいい事もあるものです!
物心ついた幼児期に鍵っ子で毎日、朝から晩までただひたすら絵を描く事だけが楽しみだった僕は当然、子供の頃から取り柄と言ったら絵が得意な事くらいで小学生時分から描けば入賞は当たり前の事で絵に対してだけはいつしか人一倍プライドばかりが高くなっていました…
この歳になって水墨画に出会い、また絵を描ける喜びを噛み締めながらも…入賞出来ないと途端に滅茶苦茶ドンヨリドヨドヨ隠し切れないほど極端に落ち込んでしまい…普段は厳しい師匠もそんな僕を見かねていつも「お前には才能がある!続けていればいい事もあるものだ…」と慰めてくれました…(感謝)
「本当ですかね~?幾ら努力して挑戦してもちっとも上達しない下手くそは下手くそですよ!才能なんか無いんですよ!」と報われない情けなさに打ちひしがれまくっていたものです…(我ながら非常に単純明解で分かり易いタイプです)
思い返せば数年前、水墨画を描き始めたばかりで何も知らずに初めて応募した公募展であまりの差に愕然とし大変な衝撃を受け、これからも積極的に公募展に応募チャレンジして思いきりその差を感じよう!と決心し、以降年間10回以上の公募展に応募チャレンジし沢山の作品を拝見して参りましたが…本当に感心するほど世の中には絵の上手な人がいくらでもいるものだな…が正直な感想です。
賞は副産物のようなもので頂けて評価されれば勿論嬉しいものですが…評価にはあまり拘らず上手な絵よりむしろ自分が納得のいく、自分ならではのもっと個性的な作品を描ける様になりたい!という心境にいつしか少しずつ変わってきた様に思います。
過去作品
☆今年も一年の締めくくりとなる最後の水墨画展、第32回遊墨会展が12月8日(火)~12月13日(日)まで王子の北とぴあ地下1F展示ホールで開催されます
遊墨会展は会員相互が今年一年間の努力を称え合うことを目的にしており審査や賞などの順位付けはありません。
僕は自分の中で今年学んだ技術を活かし新たな境地へ少し踏み込めた思いがした台湾展に出品した「気魄」F30号と「野良の夢」F30号を出品する予定です!!(国内初公開!! だからなんだって感じですが・・・笑)
遊墨会ホームページはこちら→http://issey9.wix.com/close-up-html-jp
ご高覧頂ければ幸いです。
水墨画は洋画の様に何回でも塗り潰して修正が出来ず一発で決めなければならないので本当に難しいです…
まだまだ修行あるのみです
あんこは、黒豹だから
こっちだにゃ
一誠にゃんにも、スランプがあったにゃか?
知らにゃかったにゃ。
困ったら、あんこの手を貸してあげるにゃ
でもたまに無心に夢中で描き上げた作品を見て…本当に下手くそな自分が描いたのだろうか?と疑いたくなる絵が描ける事があるのです
ゆえに二度と同じ絵は描けない理由で
すが…たまにそんなことがあると途端にすぐ有頂天になる単純明解なアホなところが困りものです(笑)
水墨画でも毎日描いている方がいらっしゃいますが尊敬してしまいます。
僕はイメージが湧いて描きたくなったらもう描かずにいられないのですが普段は描きません。
描きたくなくても描かなければならなくなったら絵が嫌いになってしまいそうです。
描く事を職業とされ締め切りに追われる漫画家とか本当に凄いと思います。