石部では先人達より引き継いだこの文化的遺産の棚田を守るためオーナー制度を設けています
この制度は日常の水田管理は地域住民が行い、田植えと稲刈りなどは現地にきて農家の人に
指導を受けながら行います、一区画の借り賃は年間35.000円で収穫されたお米はオーナーの
物になります
現在ここのオーナーは100区画350人ほどいるそうです、友達でのグループや家族又子供会など
共同で借りて、農業体験で心癒しながら古き良き日本人の心を 里山の自然を楽しんでいます、
この棚田は日本棚田百選には入っていませんが今各地の棚田は危機的な状態だと聞きます、
急傾斜地でまた狭く機械も入らない田圃ですので耕作放棄が進んでいると思われます設定段階では
ほとんどが荒れ地になっていたと言われています、現在はかなり整備され私は日本の棚田のランクでも10番以内に入るではないかと思います
半農半漁の集落の一つです。今は道路が通じていますが、昔は陸の孤島といわれ
船が唯いつ交通機関でした、石部の棚田はこの狭い土地に住んでいる人々が代々営々と
築きあげきた石積みの棚田です。
西伊豆の松崎町石部には赤根村百笑の里(ひゃくしょう)と呼ばれる棚田があります。