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ソース合戦 その2

2007年06月17日 | くらし
ブルドックソースが新聞紙面をにぎわせています。

きっかけは米系投資ファンド、スティール・パートナーズによるブルドックソース株のTOB宣言。

あれからほぼ一月経ちました
『ソース合戦』の主役はスティールVSブルドックに移って、熱気を帯びています。

正直言って、5月18日の夕刊を目にした当初、これほど全国をにぎわすニュースになるとは、思ってもみませんでした

今では、6月24日に控えた株主総会がどうなるか、
ブルドックの経営陣が買収防衛に成功するのか、
それとも、スティール側に軍配があがるのか
新株予約権がどうしたとか、裁判所の請求差し止めがどうなるとか、
そこらへんの仕組みは複雑でよくわかりませんが、
戦いの結末がどうなるか、一主婦の立場でも興味津々というところです。

それにしても、アデランスとかサッポロビールとか
スティールが大量に株を保有している企業はほかにもたくさんあるそうですが、
ブルドックソースばかりがどうしてこんなに注目を集めるのでしょう

やはり『ソース』という食材の性格からくるのでしょうか。
同じ日本国内でも地域によってソースの味は随分と異なるもの…
そうした食材にたずさわる経営者の意識が食文化の『防波堤』のように
たちはだかって、『絶対、よそ者にはゆずらないぞ』と
労使一体での団結を促すのでしょうか。

そおいえば、20年ほど前に、米国人投資家のピケンズという人が
小糸製作所の株を買い占めた時にも、今回のような大騒ぎになりましたっけ。
この間、M&Aだ、MBOだと、企業買収をめぐる日本人の意識はだいぶ変わったように思ってましたが、やはり、食文化とかゆずれない一線というのはあるようですね。

とにかく、この『ソース合戦』、結末がどうなりますやら
まだまだしばらくの間、目が離せそうにありません。

とぷ