杉田劇場から

2005年2月5日にオープンした磯子区民文化センター杉田劇場のスタッフが綴るブログ。公演案内の他に美味しい情報も♪

中原で見つけた謎の「君津」

2020-05-22 | 地域のおもしろ発見

 ここは磯子区中原4丁目。普段はなにも用のない地域であるが、「初浜」で稲荷寿司を買ったあと、この道がどこにつながっているのか気になって、少しだけ足を踏み入れてみた。

 電柱に巻かれた住居表示をみると中原四丁目2とある。その電柱を見上げてみたら……

 こんなものが表示されていた。NTTのケーブル名であるが、そこに「君津支」と書かれている。
 NTTのケーブル名には、昔の町名や目印となる施設名など、その地域の歴史を知るうえで役に立つキーワードがよく使われている。「支」は「支線」のことで、「君津」というのは、この辺の歴史につながる名称だ。

 おそらく地名なのだろうが、昔の字名を調べても出てこない。ということは千葉県の君津なのか。
 横浜と千葉は東京湾を挟んで向かい合った位置関係にある。昔から両者の間には交流があったようで、横浜には千葉にまつわる地名や施設、風習などがよくみられる。
  昭和20、30年代に横浜の少年たちのあいだで流行した「ホンチ」と呼ばれるクモを戦わせる遊びがあった。もともとは、千葉の漁師たちが雨で漁に出られないときに、暇つぶしのためにやっていた遊びなのだが、いつの頃かこれが本牧の漁師に伝わり、その後、子どもたちのなかに浸透していったという。
 
 中区新山下には「千葉屋」という魚屋、「君津屋」というふとん店があるが、どちらも出身は千葉県なのである。
 本牧の吾妻神社も同様だ。ここも千葉県の木更津に由来する話が神社庁のホームページに出ている。

 そんな事例をみていくと、ここに書かれている「君津」というのも千葉の地名と思われるが、それでは、中原と君津との関係は……と考えると、それはまったく分からない。

 謎だ。。。



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