杉田劇場から

2005年2月5日にオープンした磯子区民文化センター杉田劇場のスタッフが綴るブログ。公演案内の他に美味しい情報も♪

ポルトガル&日本家庭料理「マリア」でランチ

2020-08-28 | 美味しい地域情報

 国道16号線の聖天橋交差点から杉田商店街(ぷらむロード)に入ってすぐのところに、小型の店舗が並ぶ「聖天橋センター」がある。その一画に昨年登場した「マリア」は、ポルトガル料理のお店だが、看板には日本家庭料理の文字も掲げられている。

 店頭に出されている表示はこれだけ。ランチのメニューも価格も表示されていない。どんなものが食べられるのだろうか、値段は千円以下だろうか…そんなことを考えながら6月11日、決死の覚悟でドアを開けてみた。新型コロナの影響もあったため、入ってみようと思ってから4か月が経っていた。

 ドアには「OPEN」の札がかかっていたのだが、店内には年配のご婦人が一人、カウンター席でくつろいでいるだけ。見た感じ、こちらの店主という風情ではなく、近所の常連さんのように思えた。

 「やっていますか?」と聞くと、ご婦人が2階に向かって声をかけた。

 「マリア~、お客さんよぉ~」

 上からトントントンと階段を下りてくる音とともに、外国人女性が現れた。この人が店主のマリアさんだ。

 ランチをお願いすると、「今日は *@&% だけどいいかしら」との答え。なんと言っているのかよく分からない。

 怪訝な顔をしていたのを察したのか、「ポルトガルの家庭料理ですよ」とマリアさん。

 カウンターの端に座り待つこと10数分。こんな料理が出てきた。メインは野菜と肉の入った煮込みだ。

 トマト味だね。なかなか美味しい

 スープには鶏肉と刻んだ玉ねぎが入っている。レモン味のさわやかな味わい

 食べ始めてしばらくすると、こんなのも出てきた。ポテトサラダである

 これで今日のランチがすべて登場したわけだ。メインの煮込み+スープ+サラダ+ライス。沈黙したまま食べていると、マリアさんがいろいろ話しかけてきた。

 彼女はポルトガルの田舎町の出身で、来日して47年になるという。どうりで日本語がうまいわけだ。この聖天橋センターに店を出したのは昨年の後半。それまで料理店をやったことはなかったが、ご主人が亡くなったこともあって、この仕事を始めたそうだ。そのご主人は日本人だった。だからポルトガル料理&日本家庭料理「マリア」なのね。

 ランチには和食を出すこともある。聞けばサバの味噌煮も 次回は和食を期待したいね。そんな話をして食事を終えた。

 そうそう、この日のランチは700円だったよ。ただ、毎回同額とは限らないようだ。

 入口には盛り塩が こんなところにも日本風のものが。

(by うめちゃん)



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