杉森神社の物語(令和編)東広島市河内町~癒しの風景

田舎で0から宮司をやってみたかったんです。好んで信じて楽しみながら奉仕をしています。

12月の日記11 信仰上の尊厳を守ろう「お守り」

2020-12-11 18:35:24 | 神職・宮司なるためのコーナー

12月11日

ご朱印参拝300人目。今回もリピーターの方でした。昨年の300人目は6月に達成していましたので、コロナ禍による影響は大ということですね。

全国の神社で様々なお守りが頒布されるようになり、商品化していることに危惧していましたが、神社本庁が動きました!

そこで、神社本庁が注意喚起している文章を公表します。

 

 

一般の方からすれば、「お守り」と言われればお守りだからとなり、付加価値が付いても、キャラクター守りでも、商品ブレスレットやカードと類似していても、気にすることはなかったのでしょうが、お守りが非課税になっている歴史からすれば、信仰上の関わりがそのお守りになくてはなりません!

『神社本庁憲章』には「神符、守札等の取扱ひについては、信仰上の尊厳を汚してはならない。」

そういうことを一般の方が知ることによって、商品化守りは少しずつ是正されていくかもしれません。尚、神社本庁憲章は昭和50年代にできたもので、その解説書もその時期のままとなっていて、今の状況とは雲泥の差が出ているにも関わらず、古いままになっているのも、信仰部分が蔑ろになっているとも言えます。

「これがお守りといえるものなのか?」「見た目が商品と変わらないじゃないか」などは参拝者からの意見が響くと思います。

先日掲載した『ご朱印図鑑』を見ますと、本来仏教用語であった「御利益」について寺院は掲載しておらず、神社ばかりが御利益を記載していることに、違和感を持ちました。

神社は個人の願いを叶えてもらうことが本来の役割ではなく、国、地域全体の平安、五穀豊穣を祈ることが本来の役割であることも、一般の方が知ることで、「困ったときの神頼み」ではなく「日々御守護いただいていることへの感謝」をするための参拝が増えていくといいですね。

お知らせ

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平成23年宮司就任時から令和元年5月31日までの物語

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※祭典は、どなたでも参列できます。神社ファンの方、是非、参列経験をしてみましょう!ご希望の方は、御一報いただければ幸いです。

 

12月31日 午前10時 歳末祭並びに大晦日の大祓

 1月 1日 午前 8時 歳旦祭

 1月 3日 元始祭

 1月 7日 昭和天皇祭遙拝

 1月15日 古神札焼納祭

(※大晦日、正月3が日のご朱印は受け付けていません)

 

 

 

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