杉森神社の物語(令和編)東広島市河内町~癒しの風景

田舎で0から宮司をやってみたかったんです。好んで信じて楽しみながら奉仕をしています。

5月の日記12・13 神職が守っていくこととは

2020-05-13 17:52:03 | 神職・宮司なるためのコーナー

5月12日

杉森神社72候     虫鳴始=クビキリギスが鳴き始めました

アオバズクの鳴き声がよく聞こえています。

5月13日

夏まで予定されていた出張講義がすべて中止となりました。

通信教育部門の影響はないです。

実は、神職資格を取得するための通信教育(大阪國學院)があります。資格取得講習会が各地で中止となる中、通信教育に対する注目が集まるかもしれません。問題は、定数100名と規定されていることから、これを超える入学は認められていません。

新型コロナウイルスがまだ続くという想定で、特例措置も検討されるといいのですが、そうじゃなくてもますます過疎地域の神職は高齢化、減少傾向となっています。

そうした中、資格取得には「信仰」は問われていないというのが事実です。信仰を説く人がいないのかもしれませんね。だから、個人的な考えをもってキャラクターグッズや妖怪グッズが神社の社頭に並ぶことが生じています。

神社本庁憲章(神職の拠って立つところ、いわば神職の憲法)では、

第6条 祭祀は報本反始の誠を捧げ、古来の伝統と、別に定める制規に従って厳修する。

第8条 神社は祇を奉斎し、祭祀を行ひ、祭神の神徳を広め、以て皇運の隆昌と氏子・崇敬者の繁栄を祈念することを本義とする。 

3 神符、守札等の取扱ひについては、信仰上の尊厳を汚してはならない。  

第11条 神職は、ひたすら神明に奉仕し、祭祀を厳修し、常に神威の発揚に努め、氏子・崇敬者の教化育成に当ることを使命とする。  

2 神職は、古典を修め、礼式に習熟し、教養を深め、品性を陶冶して、社会の師表たるべきことを心掛けなければならない。  

3 神職は、使命遂行に当って、神典及び伝統的な信仰に則り、いやしくも恣意独断を以てしてはならない。

今やこの内容を無視していると思われることが起きています。テレビ等で取り上げられることで、これは「いいことじゃないか」「そんなやかましいこといわなくてもいいじゃないか」などという風潮がでてきます。その行く末は、「神道」はなんでもありの道になり、ひいては日本の国柄が崩れていくやもしれません。

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平成23年宮司就任時から令和元年5月31日までの物語

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6月 1日 午前10時 月次祭

 

 

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