杉森神社の物語(令和編)東広島市河内町~癒しの風景

田舎で0から宮司をやってみたかったんです。好んで信じて楽しみながら奉仕をしています。

5月の日記8 まずは人事を尽くしましょう

2020-05-09 06:31:15 | 神職・宮司なるためのコーナー

5月8日

今日も草刈に励みました。心地よい風が境内を通り抜けています。

 

昨日の続き

アマビエのお札や疫病除けお札やお守りなどが頒布され(神さまの恵をわかちあたえるであって、「売る」「買う」じゃないんです、授ける、受けるなんです)はじめています。そうした中、3月頃から各神社で疫病鎮静祈願が行われ、全国一斉といって青年神職たちが疫病鎮静祈願も行われています。その真剣さに神々の働きがあるのであって、お札やお守りを安易(祈願内容も簡単?)に頒布するのは違和感があります。普段、「当社では〇〇の御利益があります」など言っている神社では、逆に疫病除けの御利益はないと言っているようなものです。御利益を神社の発信要素としている発想が、このようなお札やお守りを頒布する発想になっている気がします。

祈願とは誓いです。神々に祈るということは、願主が神さまと誓うということに通じます。誓うからにはそれ相応の努力が必要なんです。あぐらをかいて恵を得ようなんて思うのは神話を受け伝えている神社神道とは異質で「なんでも叶えてくれます神社教」のように感じます。神社神道の基本は古事記、日本書紀、古語拾遺、万葉集などにあります。

国難のときこそ、しっかりと神話に示されている生き方を学びなおしていきたいものです。

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平成23年宮司就任時から令和元年5月31日までの物語

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6月 1日 午前10時 月次祭

 

 

 

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