2012年11月議会 一般質問
草の根 井原 寿加子
まず、知事の県政に対する基本姿勢についてお尋ねいたします。
(1) 知事の政治的中立性について、お考えをお間かせ下さい。
先の衆議院選挙において、自民党が第―党に返り咲き、再び政権が交代することになりました。一方で、いわゆる第3極も台頭し、今後日本の政治がどのように展開するのか、注目を集めています。
そうした中で、知事は県政のトップとして政治的に強い影響力を持っておいでです。もちろん政治活動は自由ですが、他方で県民全体のために公平公正に仕事をするという政治的中立性も必要だと思います。
そこでまず、知事の現在の政治的立場をお伺いいたします。
知事は「無所属」という形で当選されたと記憶していますが、現在もそのお立場に変わりはありませんか。何らかの形で政党に属しておられるのか、また、特定の政治家の後援会、その他の政治団体の役職に就いておられるのか、そうした事実があれば明らかにして頂きたいと思います。
知事などの特別職は、政治活動はできるとされていますが、他方でその地位を利用して、役職上の影響力を使つて職員に指示をするとか、関係団体に働きかけをおこなうなどといった選挙活動はしてはいけないことになつていると承知しています。「李下に冠を正さず」知事が強い権限を持っておられるが故に、そうした疑念を抱かれることがないよう十分に注意すべきであると考えますが、いかかでしようか。
過去には、知事や市町等の首長が、特定の候補者の決起大会や告示日の出陣式に出席し、あるいは街頭で応援演説をしたり、選挙カーに同乗しマイクを握つたりすることもありました。驚<ことに、平日の勤務時間中にこうした行為が行われる例もありました。
今回の総選挙で、知事は特定の政党や候補者の応援など何らかの関与をされたのでしょうか、そうした事実があればお示し<ださい。
(2) 次に、来年度の予算は、知事として初めての本格的予算編成となりますので、その基本方針についてお伺いいたします。
まず、その前提となる財政状況についてお聞きいたします。県債残高は、約1兆3千億円と増加し続けています。知事はこの借金を減少させる意向であると伺つておりますが、その具体的な対策を教えて下さい。
新しい政権ができると、国土強靭化と銘うつて10年間で200兆円という大型公共事業が行われる予定です。財源として国債の大増発がなされ、山口県に対しても同様の政策を求めてくることが予想されますが、知事としては、こうした国の経済対策にどのように対応するお考えか、ぜひご自身のご意見をお聞かせ下さい。
歳入、歳出両面も含めて、財政健全化をどのように進めていかれるのか、また重点政策としてはどのようなものを考えていらっしゃるのか、知事の現時点でのお考えをお聞かせ下さい。
質問2 愛宕山の年計画の変更 質問3 オスプレイについて
質問4 児童虐待について 質問5 学校司書について