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2 愛宕山の都市計画の変更について<11月議会一般質問>

2012年12月27日 | 議会一般質問

2012年11月議会 一般質問 

 草の根  井原 寿加子

2番目に愛宕出の都市計画の変更についてお伺いいたします。

 (1)  まず、説明会や公聴会のあり方についてお伺いいたします。
a 先日、岩国市の都市計画の変更について、山口県と岩国市が主催する住民説明会と公聴会が行われました。職員の皆さんにとっては手間ひまがかかり、会場では批判されることも多<、大変なご苦労だと思います。でも、住民の理解を得て円滑にまちづ<りを進めるためには欠かせない手続きだと思います。

 しかし、事前の広報には、愛宕山に関する説明がまった<ありませんでした。関心のある市民に対してあまりに不親切ではないでしようか。結果、旧岩国市で行われた説明会への参加者はわずか数十人にすぎませんでした。説明会のスケジユールや趣旨、内容などについてもっと市民に積極的に知らせるべきではなかったのでしようか。この点について県はどのように考えておられるのか、まずお聞きいたします。

b また、その後に開かれた公聴会で、残念に感じたことは、今後都市計画の案を専門的に検討する都市計画審議会の委員の方が―人もこれに参加されていなかつたことです。住民の生の声を聞いていただき実のある審議をして頂<ためにも、委員の方に積極的に参加の案内をすべきではなかつたかとおもいますが、どのように考えておられるのでしようか。

 (2)  岩国の都市計画区域マスタープランについてお尋ねいたします。
a 従来のマスタープランには、「岩国市平田、愛宕、灘地区の周辺住宅地については、低層住宅を主体に低密度を中心とした土地利用を図り、各地域の特性に応じたゆとりのある良好な居住環境の確保に努める」と記載されています。これは、もちろん愛宕山新住宅市街地開発事業の地域も含まれております。これを改定することな<、今年3月に米軍住宅建設を前提に愛宕山を防衛省に売却したことは、マスタープランに基づいて計画的にまちづ<りを行うという基本原則に反することになるのではありませんか。

b 今回のマスタープランの改定(案)には、新たに「愛宕山地区については、周辺の居住環境や景観、自然環境の保全に配慮した土地利用の誘導を図る」との一文が挿入されています。これが計画されている米軍住宅や運動施設の事を表現していると考えていいのでしょうか。仮にそうだとすれば、ここで言われている「周辺の居住環境や景観、自然的環境の保全に配慮」とはどのようなことを指しているのか、具体的に明らかにして下さい。

 アメリカ軍に対しては、都市計画法は適用されず、そもそも「土地利用の誘導を図る」ことなど出来ないのではありませんか。
 愛宕山に米軍基地ができることは、岩国のまちづくりに大きな影響を与えるものであり、山口県として、米軍基地を都市計画の中にどのように位置づけるのか、具体的に明らかにすべきとおもいます。知事のお考えをお聞かせ下さい。

(3) 愛宕山開発跡地の都市計画法上の位置づけについてお伺いいたします。
 今後愛宕山開発跡地は、岩国市による用途地域の変更が行われ、米軍住宅と運動施設が建設され、そのままアメリカ軍に提供されると聞きましたが、その都市計画法上の位置づけについて確認しておきたいと思います。

 都市計画法第7条第2項によれば、市街化区域とは「すでに市街地を形成している区域」または「おおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域」とされています。ここでいう市街地とは、単に住宅があればいいという形式的なものではなく、市民が自由に行き来し、実際に生活し計画的、一体的にまちづくりが行われる地域であることは、都市計画法の当然の前提だと思います。治外法権の米軍基地が法律上の市街化区域に該当しないことは明らかです。現実に現在の岩国基地をはじめ全国のほとんどの基地は市街化調整区域になつています。

 従つて、愛宕山開発跡地を米軍に提供するのであれば、元の市街化調整区域に戻すのが当然と思います。国土交通省のご出身であり、法律の専門家である知事ご自身のお考えを、お間かせ<ださい。

  質問1 知事の政治姿勢について  質問3 オスプレイについて
  質問4 児童虐待について      質問5 学校司書について


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