【改題】ひとり公論(IT公論)

アラフィフとなりIT土方卒業したのでタイトル変更しました
こちらはどちらかといえば再録中心

SEの企業内失業の現実

2013-03-13 20:21:57 | 再録
SEの企業内失業の現実
SEが、外の常駐案件がなくて、社内で飼い殺しにされている率が増えていると聞きます。

嗚呼! これが悲しい現実。

中小、零細企業のみならず、けっこうな大手のSIerであっても、SEっていうのは外に出てナンボ(特にインフラ系は)。案件過多のときは「オレたちがこの会社を支えてやってんだ」ぐらいな勢いだったのに、今では間接部門にまでお荷物扱いされ。。

外に出てるときは「自社に戻っても席なんかねえよ」と自虐的に(かつ自慢気に)いえたのに。



結局、融通のきかない人間は(企業内)失業するのですね。



貪欲に、広く、知識やスキルを求めていった人間が、社内で仕事があてがわれないわけがないんです。

おそらくですが、ひとつぐらい自分の自信のあるスキルがあって、それに拘泥しすぎるとそうなる。

自信のあるスキル(あるいはプロダクト)がひとつだけだと、それはあっという間に陳腐化してしまうというのは、わかっているはずなのですが。。わかっていても拘泥してしまう。

「拘泥する」という時点で、企業なり上位SIerが求めるSEの人材では、ないのです。自分のスキルに拘泥するのみのSEにきてほしくはない、と。求められるのはやはり「柔軟性」。。(で、「柔軟性」って何?)



彼ら(雇用元)は、基本的には文句もいわずはいはい、はきはきと働いてくれる人材を求めてるから、なにかタスク指示していちいち「それは私の仕事ですか?」なんて言う人間とはゼッタイに契約したくないと思っている。

だって、面倒くさいですもんね。そういう人材を扱うのって。それは、わかります。

求められるのは「スーパースター」か、相手がドン引きするぐらいの専門性か、あるいは「徹底的な従順さ」ですね。「専門性」というのは、とある案件で求められるものとぴったりマッチすれば重宝されます。なんだか扱いが面倒くさいエンジニアであっても、それを補ってあまりあるほどのスキルでもって貢献してくれますからね。



僕はこの現実を肯定してるわけじゃないのですが、そういう現実なんだからしょうがないじゃん、ということです。せっかくスキルをもっているのに企業の中で飼い殺しにされてはたまりませんからね。

ゼッタイに、逃れられない現実として、我々は「仕事があってナンボ」なんです。

仕事があることに感謝できないと、足元をすくわれます。よくも悪くも、そういう時代です。

読んでいただきありがとうございました。