monology

R60523

2024-05-23 21:17:00 | monology
ヒメジョオンの群れの中を
初夏のモンシロチョウが舞っていた

未熟な新米探偵が尾行するように
ばればれに
少し離れて
後を付いてきた

そのあどけなさが
けなげさが
空へ旅立った白猫のようで、、、

あんまり私が悲しむので
ふらりと様子を見に来たのだろうか

しかし執着を嫌う彼は
いつものすんとした調子で
ヒメジョオンの中に紛れていった