Saeki89 Medical Trainers🥎元巨人・佐伯院長のスポーツ総合治療院

「高校生の球数制限について」

当院のブログはFBページに移行し、しばらくお休み状態が続いていましたが
患者さんたちのご要望もありまして、少しづつ再開させていただきます!
今回は「高校生の球数制限について」です。

下記の記事を見て・・残念ながら、新潟県の高野連では投手の球数制限が導入されるようです。
「残念ながら…」余程のことがない限り、もう新潟県の高校野球では完全試合やノーノー(完封でさえ)を観ることができません…
今後は日本文理など私立の強豪高の独壇場となることでしょう。

【 関連記事 】
https://number.bunshun.jp/articles/-/832997?fbclid=IwAR1z4QQCASrJCA3Dn617XKt-S8gAS4n-ETHY2z0JRVr_QFQRFv8vwPjgjZM


そもそも野球肩や野球ひじは投げすぎが原因で起きると言うよりも、関節が不安定なジュニア期におけるメカニック的要素が大きいです。
(たった一球、変な投げ方をしてしまい、それが痛める原因になるということ)
ここで痛めてしまうと成人(高校生以上)での再発率が80パーセント超というデータもあります。
野球肩、野球ひじの予防を目指すなら、まずは学童野球から意識改革して行かないと難しいでしょう。
因みに当院には、年間400イニング投げる小学生がたくさん治療に訪れます・・

高校野球に当てはめるなら、金属バットの反発係数を下げること。
今の時代、野手はトレーニングにより体格も昔よりも格段に優れ、雨天時においてもマシン相手に長時間の打ち込みができます。
反面、投手は150キロを超える選手も出てきましたが、やはり投げ込み、走り込みには限界があり、ストライクゾーンも狭く、変化球を多投しなければ勝負できない時代です。
これでは肩ひじに負担がかからない訳がありません。

持論ですが、甲子園では決勝前日に、三位決定戦を導入して欲しいです。
勝って終われるチームがもうひとつできることと、日程的な余裕ができ、決勝に向けてカラダを休めることもできます。

この道30年以上、アスレチックトレーニング及びリハビリテーションに携わっていますが、治療に来る強豪校のエースたちと話していても、高校野球における球数制限は本質からずれているような気がしてなりません。
カトケン、何とかしてくれ!



佐伯鍼灸室・Saeki Trainers
 www.saekitrainers.com


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