ながれやま栞 お話グループ中央 

子どもが好き、絵本が好き、おはなしが好き。そんな仲間たちの活動の様子を、折にふれてお知らせします。

今日はクリスマスおはなし会スペシャル!

2013-12-14 | おはなし会スペシャル
今年もやってまいりました。
クリスマスおはなし会スペシャル!

昨年もそうだったのですが、今回もギリギリまでお客さまが現れず、
ひとりも来なかったらどうしよう~とみんなで胃をキリキリさせていたのですが、
蓋を開けてみたら、昨年以上の満員御礼
急遽スタッフが客席スペースを拡張する仕儀と相成りました。
感謝感謝です


まずは可愛い5匹の子豚のダンス

「5匹の子豚とチャールストン」の曲に合わせて踊ります
狭いスペースで中腰に近い姿勢をキープしつつ、子豚さんがうつむきがちにならないように手のひらを後ろに反らせつつ……
なので結構大変なのですが、頑張って練習した甲斐あって、子豚さんたち、とっても活き活きダンスできました
躍動感がありすぎて、写真が撮れず、動画からのスナップショットです。
会場のお客様も「おお!」という感じで、楽しんで見てくれましたよ。



次は絵本「メリークリスマスおおかみさん」です。

こちらも動画で押さえたので、動画からのスナップショット。
楽しい楽しいクリスマスの準備をする幸せそうな子豚さんたちを目にしたおおかみさん。
子豚さんが飾ったクリスマスツリーやリースを壊したあげく、
「おまえたちを食ってやるう!」と子豚さんたちに飛びかかろうとしたとたん……
大笑い場面続出。そして、最後にほろりとする素敵なお話です
子豚さんのまっすぐな思いやりが、おおかみさんの心を動かしたんですね。
お話が終わったあと、客席の元気な男の子が顔を輝かせて「すごく面白かった!」「心があたたまった!」と言ってくれて、
ますますほろりとしてしまいました



お次はパネルシアター「10人のサンタさん」です

フィンランドの森でサンタさんが10人集まって、なにやら会議を開いています。
ぐるりと輪になったサンタさんは、まるでクリスマスケーキみたいでした
どちらのサンタさんが日本にクリスマスプレゼントを届けてくれるんでしょうか?
話がまとまった後、日本行きが決まったサンタさんが言うには、
日本に着いたら、いちばん最初に、千葉県の流山市に来てくれるんですってよ
それはもちろん、流山にはとびっきりすてきな良い子がたくさん揃っているからですね。
サンタさんにも一目おかれる(?)流山の良い子たちは、
客席から元気に、クリスマスツリーを飾るお手伝いをしてくれましたよ。



さらに絵本!「パパ、お月さまとって!」です

いわずと知れた、エリックカールの絵本。もう三十年近く読みつがれてきた名作です。
すてきな仕掛け満載の絵本なのですが、
大きな大きなお月様が縦横4ページ分の大きさになったり、長い長~いはしごが横4ページ分の長さになったり、
それはそれは読み手泣かせというか……開いたり閉じたりめくったりがたいへん難しい本なのです
読み手のKさんは、スペシャル初挑戦
頑張って練習してくれた甲斐あってそれはそれはスムーズなめくりで、ダイナミックな仕掛けを活かしきり、
ばっちり客席のお客さまを魅了してくれました。
仕掛けが開かれるたびに駆け寄って間近で見ようとする小さなお友だちもいましたよ。
自分で開いたり閉じたりしてみたいよね。さわらせてあげられなくて、ごめんね~



ここで手遊び!「いっぽんといっぽんでクリスマスバージョン」

みんなで楽しく煙突を立てて、トナカイさんを呼んで、ケーキも食べちゃって、靴下も下げて、お祈りもして、準備万端整えて、さあ寝ましょ
朝になったら、みんなのところにも、サンタさ来がきてくれてるといいね
客席のお友だちはみんな、はりきって参加してくれました。
はりきりすぎて、思わず立ち上がって手遊びしてくれた小さな女の子もいましたよ
「さあ寝ましょ」のポーズがあまりにも可愛らしくて、手遊びをリードしてくれたMさんも、とろけそうな笑顔で見守っていました。



さあ、お待たせしました
いよいよ大型紙芝居「食べられたやまんば」の登場です。

「さんまいのおふだ」のタイトルでも知られる、この昔話。
夜中にいきなり変身するおにばば……逃げる小僧に追いすがるおにばば……と、
怖くてハラハラする「見せ場」の連続なのですが、大型紙芝居になると、画面の迫力もいや増します
怖いシーンと、のんきな和尚さんやコミカルな終わり方とのギャップもいいですよね
読み手のMさん、めくり手のYさん、効果音(太鼓)のHさんと、フレッシュな新人(?)男性トリオで仲良く演じてくれ……
あ、失礼。拍子木は紅一点のベテランIさんでした



長いお話の後は、手遊びで体を動かしましょうね

ちょうどお腹も空いてきたことだし、寒い季節にうれしい、おいしい焼きいもを焼きましょう
ふつうのおいもだけじゃないですよ
ぞうさんの持ってきた特大サイズのおいも。大きくて大きなおいもは持つもの焼くのも大変です。
小鳥さんの持ってきた小さな小さなおいもは、ちょっとずつ焼きましょう。
みんなで歌いながら楽しく焼いて、はふはふしながら食べて、最後は、じゃんけんぽん!
みんな、手遊びだけでなく、じゃんけんにも、ものすごく気合が入ってました
じゃけんで勝って、飛びあがって大喜びしてくれたお友達がいたりして、
見ているこちらまで、何だかうれしくなってしまいましたよ



さあ、楽しかったおはなし会も、いよいよ最後のお話となりました。
大型絵本「ちいさなクレヨン」です。

短くなって、くずかごに捨てられた、黄色いクレヨン。
でも、自分がまだまだ役に立つと信じて、くずかごを抜けだして、外へ出て行きます。
そして、すっかり色あせて使ってもらえなくなった子どもぐつやおもちゃを、きれいな黄色にぬってあげるのです
でも、助けてあげればあげるほど、自分は短くなっていって……
単に「物を大切にしましょう」に留まらない、心の琴線にふれる深いお話です。
たとえ小さな力でも、ひとの幸せのために、できる限りをつくすとき、それは大きな大きな力となるのですね
クリスマスの本ではないし、クリスマスツリーもサンタクロースも出てこないけれど、
華やかで楽しくてきらびやかな、いかにもクリスマスといった感じの本よりも、
実は、本当のクリスマスの意味に近いお話なんじゃないかしら……という気がしました。



今日はお話をじっくりと味わってきいてくれましたね。
最後に歌を歌ってお別れしましょう
歌うは毎度おなじみの……だけど、なんど歌っても楽しい「あわてんぼうのサンタクロース」です。

楽しいパネルの動きに合わせて、みんな元気よく歌ってくれましたよ。
スタッフのわたしたちは歌詞をなかなか覚えられなくて、ときどきこっそりプログラムの裏を見たりしながら歌っていたのですが、
子どもたちは、さすが!ちゃ~んと覚えてますね~
ベテランIさんの操るパネルは、淀みなく流れるように展開していき、う~ん、こちらも、さすが



さあ、これで今日のおはなし会は、おしましですよ……
と、そのとき、どこかからともなく鈴の音が
もしかして、もしかすると、みんながとーっても元気に「あわてんぼうのサンタクロース」を歌ってくれたから、
あわてんぼうのサンタさんがきてくれたのかも?
試しにみんなで呼んでみましょう。
「サンタさ~ん」
「ホッホホー」
と言ったかどうかは、定かではありませんが、
サンタさん、登場です。

日本に着いて、真っ先に流山に……しかもいちばん最初に、この南流山に来てくれたんですって!
サンタさん自らプレゼントの使い方を教えてくれた後、ひとりひとりがサンタさんから直接プレゼントを手渡してもらいました。
サンタさん、ありがとうございました!
クリスマスにも、もういちど、こんどは良い子が寝ているあいだに、来てくださいね。

これで本当におはなし会はおしましです。
来てくれたおともだち、力を貸してくれた図書館の妖精さんたち、
みんなみんな、ありがとう!
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