2021年4月18日(SUN)
北西の風 晴れのち曇り 出航せず。
前回の続き。
両エンジンを降ろしてメンテナンス中でしたが、塗装を終えたエンジンルームにメンテを終えた
エンジンが戻りました!
エンジンも綺麗に塗装済。
エンジンルームもトップコートで塗装をしてくれているので、気持ちよくなりました!
これで異常時の発見もすぐにできます。
メンテナンスは、左右クランクシャフトシールの交換、ミキシングエルボー交換、インペラ交換
エンジンマウント交換、ラジエターキャップ交換、ターボチェック、セルモーター分解整備
オイル類、エレメント類の交換です。
エンジンマウントは、見た目はあまり傷んでるようには見えなかったですが、少し振動も大きくなっていたので
エンジンを降ろしたついでに交換することに。
↓ 新しいエンジンマウント、錆もなく気持ちいい。
エンジンも収まり、さあ完了!! と思いきや・・・
エンジン据え付け後のテストで右ドライブのペラが回らないとのこと。???
原因は、ドライブ内のピニオンシャフト?が折損しています!!
原因不明ですが、トラブルがあった壱岐からの帰り、右エンジンだけで無理したことや、2015年に海面下に沈んで
漂流していた大きな魚網(2015年10月11日Blog)を巡航速度で絡網し、大きな衝撃があったことなど、負荷の蓄積で
折損したようです。
2月の壱岐から右舷のみの帰港時途中で折損せず、マリーナまでちゃんと辿り着き、帰ってきてくれたことは奇跡!
帰港直後に力尽きたようです。
帰港後、ドライブの検油面のオイルが少し黒くなってるなと思いましたが、右舷のみで無理したからかな?くらいで
まさか折れているとは思わなかった。
無事に帰港させてくれたことに感謝と、この船に愛着を感じます(笑)
主治医の中村社長がアッパー・ロアーともにバラしてくれて、折れたシャフト交換とロアケース内の点検と
念のためベアリング交換もしていただくことに。他のギアもバラすのでオーバーホールです。
ケース内のフィルターには、シャフト折損時の金属屑が見つかりました。
ドライブを外して、工場へ入院です。
エンジンがやっと船に戻った瞬間に、今度はドライブが入院 ><
でも、海上でトラブらなくてよかった!
大切な人たちの命を乗せてですから、メンテナンスはケチらずしっかりとやらねば・・・
さぁ、今回の一連のメンテナンスは多分今週中には完了です。
請求書が怖いですが・・・(笑) 誰か請求書貰ってくれないかな??
次回はテスト航行のレポートかな。