約1ケ月ぶりに乙女座の板垣超新星(2022hrs)を撮影し光度測定しました。
5月22日夜、晴れ時々曇り。増光中の板垣超新星のその後をチェックするため、ε-130D望遠鏡でM60銀河付近を撮影しました。
自宅庭で望遠鏡の準備完了で、あいにく曇ってしまいました。雲の移動を期待して約30分家の中で待機しました。
時間が来て外へ出て空をチェックしますと、晴れていました。これは撮影あるのみと思い、撮影することにしました。
獅子座のデネボラを基準星にして導入しました。
試写してカメラモニターをチェックしましたが、超新星は判りませんでした。
とりあえず連写撮影しました。後でソフト現像処理してあぶり出します。
続いて、りょうけん座M3球状星団を連写撮影しました。これはQBPフィルターでどのように写るか試験撮影です。
板垣超新星(2022hrs)の光度はステライメージ9ソフトで自動測定しますと、12.4±0.3等です。
4/25の光度は11.7±0.2等ですから、少し減光しましたが、まだ光害の空でも写りました。超新星がこれほど明るくなることは非常に珍しいです。なぜでしょうか。天文学者の研究を待ちたいです。
尚、撮影終了して機材片付け後、急に雷雨になりました。天気予報は晴れでしたのに。機材が濡れなくて良かったです。
撮影した写真2コマを添付します。
M3球状星団はQBPフィルターでもよく写りました。
①乙女座の板垣超新星(2022hrs)のその後
2022年5月22日21時51分44秒~57分23秒 露出15秒×21コマ ε-130D F3.3
QBPフィルター トリミング ISO3200 自宅 気温22℃
②M3球状星団(QBPフィルター使用)
2022年5月22日22時17分25秒~23分12秒
露出15秒×21コマ ε-130D F3.3 QBPフィルター
トリミング ISO3200 自宅