20cmドブソニアン望遠鏡で火星の大シルチスが現れる所を撮影しました。(最近は火星ばかりで恐縮です)
10月23日雨のち曇り。夜は晴れ。10/24・25に予定していた大シルチスが現れる所を撮影できるチャンスが1日早く来ました。
夕食後、望遠鏡を庭へ出して準備しました。しかし、風の強い状態での撮影で風の切れ間もありません。シーイングが良くありません。
火星の像をパソコンモニターでチェックしました。南極冠も大シルチス等の模様もハッキリしません。像がゆらゆら揺らいでいます。
一応撮影することにしました。火星の360度1周の写真を完成させたいですから。キャプチャエリア480×274の6パターン目です。
1000フレームを10回撮影しました。35分後にも同様に撮影しました。途中でキャプチャエリア544×548でも同様に撮影しました。
この日は風があって、予想通り露の心配はありませんでした。
夜、ソフト現像処理しました。
やはりシーイングが良くなかったため、自分の思うようなハッキリした模様に仕上がりませんでした。
惑星の写真はシーイングの良し悪しで写りが大きく変わります。
風の強い日は撮影を避けた方が無難ですね。本日(10/24)晴れて撮影条件が良かったら、もう一度火星の同じ所を撮影しよう思っています。
一応撮影した写真2コマを添付します。
シーイングの違いで火星模様の写りがこんなにも違います。
写真右端に大シルチスが現れてきています。その上にヘラス平原(盆地)も見えています。
写真中央がゲールクレータです。
①シーイング悪い時の火星
2020年10月23日19時13分~18分
露出1.4ms×500/1000フレーム×10コマ
20cmドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ×2倍バローレンズ
ASI290MC IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影
RegiStax6+ステライメージ8(画像復元無)+フォトショップ処理
トリミング自宅 気温15.5℃ ※キャプチャエリア480×274、下が北
②シーイング少し良い時の火星
2020年10月23日19時22分~26分
露出1.4ms×500/1000フレーム×10コマ
20cmドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ×2倍バローレンズ
ASI290MC IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影
※キャプチャエリア544×548、他データは①と同じ