新星空の友

薄曇りの中でシリウス伴星を観察しました

 シリウス南中後、薄曇りの中でシリウス伴星を観察しました。
 3月3日晴れのち曇り。夕方から曇りになり、庭に準備しておきました20cmドブソニアン望遠鏡を片付けて日課のウォーキングに行きました。
 ウォーキング開始頃から薄雲を通してシリウスとリゲルが見え出しました。ひょっとして南中後1時間以降のシリウス伴星が撮影できるかもしれないと思って、ウォーキングを短縮コースへ変更して帰宅しました。
 帰宅後、シリウス南中後1時間の時刻を調べました。21時以降でした。
 一度屋内へ片付けた望遠鏡をもう一度庭へ出して観察・撮影準備しました。
 21時過ぎにドブソニアン望遠鏡で×200倍で眼視観察しますと、シリウス伴星がシリウスの光芒の右下に何とか観察できました。薄雲を通したシリウスですから、伴星の見応えは良くありません。
 一応、ASI290MC動画カメラで露出を3通り変えて動画撮影しました。パソコンモニターに映るはずの伴星が露出を長くしても映りませんので、うまくいったかどうか判りません。撮影時のシリウスは薄雲が掛かって本来の輝きがありませんでした。
 望遠鏡を片付ける前に、念のため望遠鏡で×200倍でシリウス伴星を観察しました。撮影終了後にシリウスの雲が取れて伴星の面積のある光芒がハッキリ観察できました。
 当日はシリウス伴星を眼視観察して南中後1時間以降であれば斜鏡金具の回折像と重ならないことを確認できました。
 3月のドブソニアン望遠鏡によるシリウス伴星の撮影は、南中後1時間以降の方が回折像と重ならなくて良いと思います。
 夜、ソフト現像処理しましたが、残念ながらシリウス伴星は写っていませんでした。

 シリウス伴星は、やはり良く晴れたシーイングの良い条件でなければうまく撮影できないことが判りました。
 次回は撮影条件の良い日を狙って撮影しようと思います。天気の良くなる日を待ちます。



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