自分の星空撮影場所にしている山でレナード彗星(C/2021 A1)の撮影場所を下見してきました。
11月30日曇りのち一時雨。レナード彗星の地球へ最接近頃に山で撮影する計画です。
そこで、車で現地へ行って彗星の観える方角と高度から山や樹木が邪魔にならないか確認することにしました。
現地の山は車で高速道路を利用して片道1時間半の所にあります。休憩を入れながら現地へ行きました。
現地へは、1年ぶりです。周辺や環境は変わっていないようでした。
レナード彗星の観える東の低空をチェックしました。以前に描いた周囲360度の方角と山や樹木の障害物の地平高度のスケッチメモが役に立ちました。
その結果、東の空の地平高度約20度から撮影できることが判りました。
レナード彗星の地平高度(JST5時)が21度の日は撮影できます。その日は12/9になります。
地平高度(JST5時)が14度の日、12/10の撮影は障害物で困難なことが判りました。
以前に撮影したことのある近場へ移動して、12/10に撮影できるかチェックしました。
樹木の地平高度は約10度でした。ここであれば撮影できることが判りました。北極星も観える場所で望遠鏡の極軸合わせもできます。
彗星の地平高度(JST5時)が7度の12/11は低空過ぎて撮影できません。
下見の結果、天気予報が晴れであれば、12/9又は12/10の夜明け前に山で撮影に挑戦しようと思います。
山は気温が氷点下になりますので、しっかり防寒対策と露対策しようと思います。
それまでは、光害の自宅でε-130D望遠鏡を使って撮影するつもりです。(光害の自宅で彗星がどこまで写るか確認します)
地球へ最接近頃のレナード彗星の観察・撮影を計画している人は、事前に現地確認しておくことをお勧めします。
それでは、レナード彗星の地球への最接近を静かに待つことにします。