9年前に山で撮影したオリオン大星雲(M42)を載せました。
2月25日、一日中雨です。本日も星空になりませんので、2014年に愛知県茶臼山で撮影したオリオン大星雲を露出別にソフト現像処理して写りの違いを表現してみました。
暗い山では光害の自宅では表現できないほどに星の淡い部分が写ります。
1コマ撮影の露出の違いとコンポジット(複数枚合成)処理したもので写りの違いを比較してみました。
その結果、暗い山では1コマ撮影でも光害の自宅では写せない写真になりました。
露出30秒と1分の2種類を比較しますと、やはり露出の長い方が暗い部分まで写っています。
更にコンポジット処理したものはもっと暗い部分まで写り、像が滑らかなになっています。尚、人工衛星が写りこんだ写真はσ(シグマ)クリッピングで光跡が消える処理しました。
暗い山では1コマ撮影でも十分に写真として見劣りしません。光害の自宅では写せないすごい写真になります。
しかし、光害の自宅で撮影した写真でもそれなりに価値のある写真であることには間違いありません。
暗い山でも光害の自宅でも撮影目的を持って撮影すれば良いと思います。
ソフト現像処理し直した写真3コマを添付します。
どうぞ写りの違いをご覧下さい。
①オリオン大星雲(露出30秒)
2014年11月19日00時25分19秒
露出30秒 ISO6400 ε-130D F3.3 トリミング無
愛知県茶臼山 気温0℃
②オリオン大星雲(露出1分)
2014年11月19日00時43分32秒
露出1分 ISO6400 ε-130D F3.3 トリミング無
愛知県茶臼山
③オリオン大星雲(多段階露出コンポジット処理)
2014年11月19日00時17分02秒~40分55秒
露出15秒(ISO3200)+{30秒×6コマ+1分×5コマ(ISO6400)}
ε-130D F3.3 トリミング無 愛知県茶臼山