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ソニー、マイケル・ジャクソンの遺産相続人と2億5000万ドルの契約 2010/3/16

2010-04-12 | * 2006~
Michael Jackson Posthumous Deal



(要旨)ロジャー・フリードマンが今朝のShwobiz411のコラムで以下の報告をしている:

私の情報源によると、マイケル・ジャクソンの新しいレコードのためのソニーの新規契約は2億2500万ドル(約203億円)の価値がある。

このことは、ジャクソンの代理人ジョン・ブランカ(共同執行人)とジョエル・カッツが共同執行人ジョン・マクレーンの手助けのもと、マイケル・ジャクソン・エステート(以下エステート)のために、レコードビジネス史上最高額を更新したことを意味している。これは、ソニーが数年前ブルース・スプリングスティーンと結んだ1億ドルという契約をはるかに上回る。

この契約はレコードのみで7年間である。「This Is It」のサウンドトラックがすでに含まれている。11月の最初のリリースは未発売曲コレクションで、おそらく、ポール・アンカとのデュエットと「スリラー」からの1、2曲を含むことになるだろう。

次の2つのリリースは「バッド」と「オフ・ザ・ウォール」のアニヴァーサリー・エディションになる。「スリラー25」と同じ方式でボーナス・トラックとリミックスが含まれるだろう。マクレーンとジャクソンの長年のマネージャー、フランク・ディレオがこれらのリリースに関わることになる。

ジャクソンの幾多のツアーからのライブ・アルバムを少なくとも1、2枚は作れるだけの十分なトラックも存在する。

このソニーの契約には、マイケルの出版や、いまだに計画されるライヴ・ショーやマーチャンダイズに関することは含まれていない。以前書いた通り、シルク・ド・ソレイユによるラスベガスでのショーが間もなく発表されるだろう。

しかし、これらのこととは別の問題である。何が起こったのか。死後、ジャクソンは世界中で3100万枚のアルバムを売った。生前ジャクソンと袂を分かったソニーは、ジャクソンとのビジネスを続けたがっている。この契約により、彼らは少なくとも7年間はエステートとビジネスを行うこととなる。

関係者は、エステートは全てのマスター音源の権利も保持することになるだろうと言っている。これは極めて異例のことである。加えて、ブランカ、カッツ、マクレーンは、どうやらこの契約でのジャクソンのロイヤリティー・レート(取り分)についてソニーと再交渉したらしい。「これまでで最高のレートだ」とあるソースは言っている。

このレートにより、彼自身のMiJac Music Publishingを担保とした巨大な負債はすぐに返済されると予想される。ソニー/ATV(ビートルズ・カタログとして知られる)の半分の権利を担保としたさらに大きな負債は、資金を補充されて減額されるだろう。ジャクソンが亡くなった時、彼には5億ドルの負債があったとされる。エステートは今や支払い能力があり、彼の子供たちは生涯十分ケアされるだろう。

長年彼が財政的に苦しみ、キャリアが揺らいでいたということは、マイケル・ジャクソンのストーリーの悲しい皮肉である。死去以来、彼のキャリアと財政は栄えているのである。

YOU ROCK MY WORLD>より引用させていただきました。


他のニュースから追記

マイケルさん楽曲販売権、米ソニー・ミュージックが取得
ニューヨーク(CNNMoney)and その他のニュースより抜粋

昨年6月に急死した米歌手マイケル・ジャクソンさんの遺産管理団体と米ソニー・ミュージック・エンターテインメントは16日、楽曲販売権契約について合意したと発表した。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、契約総額が2億5千万ドル(約230億円)と、音楽業界で過去最高になると伝えた。アルバム10枚や未発表曲、DVD、テレビゲームも契約内容に含まれるという。
今回の取引では、グッズ売り上げや名前・肖像権に対するライセンス料など、マイケル関連の他のビジネスから得られる収入については、ソニーに受け取る権利はない。

またソニー・ミュージックおよび遺産管理団体によると、コロンビア・エピック・レーベル・グループとレガシー・レコーディングが旧譜の権利を引き続き保有するとともに、今年11月に未発表曲を発売する。

遺産管理団体の関係者は、ソニー・ミュージックとのパートナーシップ継続を楽しみにしていると述べた。またコロンビア・エピック・レーベルのストリンガー会長は、マイケルさんが残した楽曲を保護していく姿勢を示し、今後も引き続き世界に届けられることへの喜びを示した。

(マイケル・ジャクソンは、2001年に発表した『Invincible』の発表後9年間の間に約150曲もの録音を行ったと言われており、その中には2008年前後にウィル・アイ・アムを起用し制作した作品や、エイコンと録音した楽曲なども含まれている模様だ。)



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