
不思議なお話③のつづき
従姉妹からかかってきた電話を切った後、
私は再度母に電話をし、会話の中身を伝えた。
すると母がこう言った。
「H雄さんのこと、知っとるかもよ。聞いてみればよかったのに。」
本当だよ~汗
あまりに久々の電話すぎて、母は無事だ、ということと、
お互いの近況報告だけで終わってしまっていた。
今度は私が、従姉妹の携帯電話を鳴らしてみた。
「聞きたいことがあって。S家のお墓の墓誌に、H雄さんの名前が
刻まれてるじゃん?キヨサクさんの横に。」
「あ~、そういうの、興味あるの?キヨサクさんではなくセイサクさん
だったと思うよ。H雄さんて、戦死した人ね。」
(前に浄霊していただいたあの方は、キヨサクさんではなくセイサクさんとお読み
するんだったんだ~!お名前呼び直しの儀を執り行っていただかなくては。
こんな感じで、正しい呼び名ってわかるものなんだな~。なるほど。)
「その人の母は離婚して戻ってきて、再婚する際に、H雄さんを
置いて出て行ったんよ。」
なんとっ!
母に置き去りにされたってこと!?
そのうえに、24歳という若さで戦争で亡くなった!?
可哀想すぎるではないか。
取り寄せていた戸籍謄本を、再度よく確かめてみた。
私の父と一緒に住んでいた。
母に置き去りにされたのは9歳頃。
実際に亡くなったのは昭和20年ではなく、昭和19年の8月9日。
南西諸島方面にて死亡(戦死)。
(長崎の原爆で亡くなったのではなかった。)
その約4ヶ月前に婚姻していた・・・。奥さんも可哀想。
母は前の夫と別れてすぐに、H雄さんを捨てて再婚。
再婚した日の2日後に女の子を産んでいる・・・。
うぅっ、こ、これはどういうこと!?
離婚する前から、通じていた、ということか・・・。
母と話した。
どうやってでも、H雄さんを早くお助けしたいね と。
H雄さん。
本当に本当に本当に、不甲斐ない末裔で申し訳ございません。
大変お待たせしてしまい申し訳ありません。
浄霊を再開していただけるよう努力いたします。
本当に申し訳ございません。
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