
家内と二人で札幌のKitaraホールへ、フジコヘミングとモスクワフィルのジョイントコンサートに出かけてきました。今年の2月に既にチケットを購入していました。待ちにまったコンサートです。3階のB席で11000円はちょっと高すぎですね。俄かクラッシックファンとしては演奏もさることながらフジコの人生そのもに魅力を感じていましたが、天下のモスクワフィルを従えての演奏は素晴らしいものでした。フジコの演目はチャイコフスキーピアノコンチェルト第1番。私のお気に入りの曲で良く家でも聞いていますが、迫力が違いますね。生の音だけでこれだけの響き、Kitaraの響きの良さを実感しました。予定演目はこの1曲のみでしたがアンコールに応えてショパンのエチュードとリストのカンパネラをソロで弾いてくれました。カンパンラは家のステレオで聴くと硬い鍵盤の音が耳に障りましたが、生の音は硬いなりにも奥行きがあり素晴らしい響きでした。今更ですがこのカンパネラにはフジコの人生が凝縮されてるように思えます。