続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「大統領の執事の涙」(2013米/アスミック・エース)

“歴史の波に飲み込まれた、家族の物語…実在したホワイトハウスの黒人執事の人生をモデルにしたドラマで、奴隷から大統領執事となり、7人の大統領に仕えた男の波乱に満ちた軌跡を追う”

まだそう遠くない昔に行われていた人種差別の酷さに改めて背筋の凍る思いだったけど、1920年代の綿花畑から始まってオバマ大統領の時代まで分かりやすいアメリカの歴史を学びながら、夫婦の絆や父と息子との和解の物語としてもぐっとくるものがあって最後まで目が離せなかった。

執事の涙とこちらの涙のツボが違っていたところも奥深い気がした。

駆け足ながら歴代大統領の見せ場も色々あって、ヴァネッサ・レッドグローブやジェーン・フォンダ、ロビン・ウィリアムズなどベテラン俳優さんたちの顔が見られたのも嬉しかった。

《綿花畑で働く奴隷の息子に生まれた黒人、セシル・ゲインズ(フォレスト・ウィテカー)。ホテルのボーイとなって懸命に働き、ホワイトハウスの執事へと抜てきされる。アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン、フォードなど、歴代の大統領に仕えながら、キューバ危機、ケネディ暗殺、ベトナム戦争といったアメリカの国家的大局を目の当たりにしてきたセシル。その一方で、白人の従者である父親を恥じる長男との衝突をはじめ、彼とその家族もさまざまな荒波にもまれる》

主演を務める「ラストキング・オブ・スコットランド」などのフォレスト・ウィテカーを筆頭に、ジョン・キューザック、ジェーン・フォンダ、テレンス・ハワードなどの実力派が結集。
メガホンを取るのは、「プレシャス」などのリー・ダニエルズ。

◆CAST
フォレスト・ウィテカー 、オプラ・ウィンフリー 、ジョン・キューザック 、ジェーン・フォンダ、 キューバ・グッディング・Jr、テレンス・ハワード 、レニー・クラヴィッツ 、ジェームズ・マースデン、デヴィッド・オイェロウォ、ヴァネッサ・レッドグローブ、アラン・リックマン、リーヴ・シュレイバー 、ロビン・ウィリアムズ

原題:LEE DANIELS' THE BUTLER

132分

品川プリンスシネマ5 14:30~観客60人程/219席







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