隙間風が吹いている夫婦が災害などで再び絆を深める的な話はよくあるので、定番のディザスタームービーかと思ったら、彗星がどうしたとかよりも、緊急事態がおこった時の群集心理や人の心の醜さがこれでもかと描かれていて、自分ならどうするだろうと考えながら観てしまったというか、命の選別とか、選ばれた者の権利とか、コロナの今に重なるところもあるかも。
それにしても、韓国映画なら笑いも散りばめてひと息つけそうなところなのに、ひたすら一難去ってまた一難の展開にハラハラドキドキの連続で疲れたけど、久しぶりに登場の渋くてかっこいいスコット・グレンを観られただけでも大満足！
あらすじ
突如として彗星の破片が地球に衝突し、人類は日常を奪われた。さらに、大隕石の衝突が予想され世界滅亡まで残り48時間を切る中、政府は選んだ人ーの避難を開始する。建築技師のジョンと家族は避難所を目指すが、息子の持病により輸送機を降ろされてしまい……
原題 GREENLAND
119分
監督
リック・ローマン・ウォー
キャスト
ジェラルド・バトラー
モリーナ・バッカリン
デヴィッド・デンマン
ホープ・デイヴィス
ロジャー・デイル・フロイド
アンドリュー・バイロン・バチェラー
メリン・ダンジー
ホルト・マッキャラニー
スコット・グレン
TOHOシネマズ日比谷8 18:20～観客50人程/122(61)席
