続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「九十歳。何がめでたい」(2024/松竹)

《作家・佐藤愛子が日々の暮らしと世の中への怒りや戸惑いを独特のユーモアでつづったベストセラーエッセイ集を、草笛光子主演で映画化。編集者・吉川を唐沢寿明、愛子の娘・響子を真矢ミキ、孫・桃子を藤間爽子、吉川の妻・麻里子を木村多江、娘・美優を中島瑠菜が演じる。「老後の資金がありません!」などの前田哲監督がメガホンをとり、「水は海に向かって流れる」でも前田監督と組んだ大島里美が脚本を担当。》

これは予告編の時から公開を楽しみにいた作品だったけど、期待通りの面白さというか、90歳の草笛光子さんのための映画になっていてその歯に衣着せない物言いなどが原作や原作者と被ってすごく元気づけられた。

1933年生まれの草笛光子さんの映画デビュー作品が1953年の「純潔革命」で、以来120本以上の映画に出演してきての、今回がなんと初の主演作品なんだとか、なにがめでたいどころか、本当におめでたいことで、去年100歳になったという佐藤愛子さんにも拍手!

唐沢寿明さんも時代遅れの昭和な編集者役を好演、木村多江さん、真矢ミキさんなど助演陣もしっかり配置、唐沢寿明さんの娘役の中島瑠菜ちゃんのダンスシーンが美しくて鳥肌ものだったけど、ダンスできるからのキャスティングと思ったら、今まで経験したことのないジャンルだったので準備期間の約2ヶ月間必死で取り組んだとあとでわかってびっくり、これからにも注目したくなった。

犬のハチのエピソードはちょっと辛くて目を逸らしたくなったけど、色々と言い換えができそうな台詞「書けない,書かない,書きたくない」もツボ、活用したいかも、やれない、やらない、やりたくない!とかw

☆あらすじ☆
これまで数々の文学賞を受賞してきた作家の佐藤愛子は、90歳を過ぎた現在は断筆宣言して人づきあいも減り、鬱々とした日々を過ごしていた。そんな彼女のもとに、中年の冴えない編集者・吉川がエッセイの執筆依頼を持ち込んでくる。生きづらい世の中への怒りを歯に衣着せぬ物言いでつづったエッセイは思いがけず大反響を呼び、愛子の人生は90歳にして大きく変わり始める。 
※映画.comより

キャスト
草笛光子
唐沢寿明
藤間爽子
片岡千之助
中島瑠菜
オダギリジョー
清水ミチコ
LiLiCo
宮野真守
石田ひかり
三谷幸喜
木村多江
真矢ミキ

監督
前田哲

99分

G

T・ジョイPRINCE品川9 18:40〜観客20人程/190席







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