真面目すぎて息苦しいほどだったけど、家族愛や師弟愛の物語として清々しい気持ちになれる映画だった。
勧善懲悪ものではないけど、一矢報いるところもあって胸のすく思い、主人公をとりまく周囲の人々の思いが素直に伝わってきて、武士としてというより、人間としての生き方に胸を打たれる思い。
戸田秋谷役の役所広司さんも「渇き。」とは打って変わって人格者の役を好演、彼を慕う檀野庄三郎役の岡田准一くんも、武道やってるだけあって動きが綺麗で、岩手の田舎村の武士の暮らしぶりも観ていて飽きなかった。
ストーリー
若き藩士、庄三郎は、7年前に犯した重罪から3年後に切腹する武士、秋谷の監視を命じられる。秋谷は死を待つ身でありながら、幽閉先で妻子とともに落ち着きをもって毎日を過ごしていた。そんな彼に感銘を受けた庄三郎は、7年前の事件の真相を調べ直し…
監督
小泉堯史
出演
役所広司
岡田准一
堀北真希
原田美枝子
青木崇高
寺島しのぶ
三船史郎
井川比佐志
串田和美
129分
楽天地シネマズ錦糸町1 17:40~観客40人程/475席


