続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「世界のはしっこ、ちいさな教室」(2021仏/アルバトロス・フィルム)

《シベリア、ブルキナファソ、バングラデシュを舞台に、3人の先生の奮闘と学びに目覚めた子どもたちの姿をとらえたドキュメンタリー。「世界の果ての通学路」のバーセルミー・フォージェアが製作を手がけ、「エール!」などで知られる俳優のカリン・ビアールがナレーションを担当。》

これは北アジアのシベリア、西アフリカのブルキナファソ、南アジアのバングラデシュの3か国の学校で子供を教える先生たちの姿を捉えたもので、子供たちに教える事で希望の種を植える先生に密着するというプロジェクトとして実現、キャスティングの条件は意外性のある教室であること、情熱的に子どもに向き合う女性教師ということで、選ばれた先生たちそれぞれの子供たちへの接し方に大切なメッセージがぎっしり詰まっている作品だった。

2014年の4月にシネスイッチ銀座で観た同じ製作者による「世界の果ての通学路」を観た時と似た気持ちになったというか、学校に行くのが当たり前な日本では考えられないような環境で目を輝かせながら学ぶ子どもたちの姿も感動的だったのを思い出した。

学校といえば、少し前まで毎年参加していたオノ・ヨーコさんによる「アジア・アフリカの子どもたちに学校を贈ろう」という呼びかけで開催されていた「Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ」の常連だったCoccoさんの“学校を作るということはリーダーを育てること”という言葉も思い出して教育の意味を再認識できた作品だった。

☆あらすじ☆
識字率アップが国家の使命であるブルキナファソの僻地の村で働く新人教師で、2人の子の母親でもあるサンドリーヌ。バングラデシュ北部の農村地帯のボートスクールで、子どもや女性の権利を守るべく戦うフェミニストのタスリマ。雪深いシベリアに暮らす遊牧民で、伝統の消滅を危惧するスベトラーナ。さまざまな困難に直面しながらも、子どもたちに広い世界を知ってほしいという情熱を胸に教壇に立つ3人の先生の姿を映し出す。

キャスト
サンドリーヌ・ゾンゴ
スベトラーナ・バシレバ
タスリマ・アクテル

監督
エミリー・テロン

原題  Etre Prof

82分

G

ヒューマントラストシネマ有楽町1 19:15〜観客50人程/161席







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