恵比寿ガーデン3本立、2本目は…“互いに魅かれ合いながらも、なかなか切り出せない15歳の少年と14歳の少女の純愛を描いた青春ドラマ”で、当初は「純愛日記」というタイトルだったので、上映作品が変更したのかと思ったら、1971年に日本での公開時のタイトルが「純愛日記」でなんと、「小さな恋のメロディ」と同時公開されたんだそうです、私は知りませんでしたが、その時は20分カットされたので、今回は完全版としての復活ということになるんですね
監督のロイ・アンダーソンも私には未知の監督でしたが、群像劇が得意なのか、いきなり核心に迫らずに、スケッチ風に人々の日常を見せながら徐々に若い二人が惹かれ合っていく様子が自然に伝わる演出がお見事で、この二人が視線を交わし合う場面にドキドキしてしまいました
40年近く前のファッションも新鮮で、なにより少女役のアン=ソフィー・シーリンの可愛いこと、Tシャツを無造作に着ただけでワンピになるんですよ、胴みじかっ
つうか、化粧はバッチリ、煙草はスパスパ…14歳でそんなことしちゃっていいの?なんて思いながらも、可愛いからなんでも許しちゃうみたいな
あと、少年の取り巻き仲間に、あの「ベニスに死す」の超美少年ビョルン・アンドレセンを見つけて嬉しくなってしまいました、やっぱり美しいお顔でしたわ、私としては彼をもっと見たかったような…。
「ベニスに死す」は1971年の作品なので、この作品の後にルキノ・ヴィスコンティに見出だされたんですね、さすがというか
ということで、内容的には、若い二人を取り巻く大人の世界がいささかヒステリックで、なんか出口が違うような気もして少し疲れましたが、若い二人の恋が可愛くて(純愛と呼ぶにはおませでしたが、キスが挨拶にもなっている外国なら外でのキスも不自然には見えないし)目の保養でした
恵比寿ガーデンシネマ2 16:35~観客6割程/116席
最新の画像もっと見る
最近の「映画」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事