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続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「Cloud クラウド」(東京テアトル=日活)

《黒沢清監督が菅田将暉を主演に迎え、憎悪の連鎖から生まれた集団狂気に狙われる男の恐怖を描いたサスペンススリラー。菅田扮する主人公・吉井の謎多き恋人・秋子を古川琴音、吉井が雇う青年・佐野を奥平大兼、ネットカフェで生活する男・三宅を岡山天音、工場の社長・滝本を荒川良々、吉井を転売業に誘う先輩・村岡を窪田正孝が演じた。》

こ、これは、なんだか入り口と出口がすごく違うような、というか、出だし好調、転売ヤーの実体を描いて興味津々、からの後半は急展開のドンパチが続いてどうなることやらと思ったけど、菅田将暉くんをはじめ、窪田正孝くん、岡山天音くんに岡山天音くんに奥平大兼くんなど若手俳優陣勢揃いで、最後まで飽きずに観る方ができた。

タイトルの“Cloud クラウド”というのはインターネットを経由する実体のないサービスを表していて、えげつない仕方で転売を繰り返して日銭を稼ぐ主人公吉井に向かって集まる得体の知れない憎悪集団が描かれていてテーマ的にはまさに今のタイミングもあって面白かったけど、なにしろ後半になってのそこまでするか!な銃撃戦は別の映画になってしまったみたいであまり説得力がなかったのは登場人物たちの肉付けがあまりされてなかったから?

そういう意味では、「クリーピー 偽りの隣人」と重なるところがあるような気もしたけど、そんなツッコミは野暮というのが黒沢清監督作品なのかも。

☆あらすじ☆
町工場で働きながら転売屋として日銭を稼ぐ吉井良介は、転売について教わった高専の先輩・村岡からの儲け話には乗らず、コツコツと転売を続けていた。ある日、吉井は勤務先の工場の社長・滝本から管理職への昇進を打診されるが、断って辞職を決意。郊外の湖畔に事務所兼自宅を借りて、恋人・秋子との新生活をスタートさせる。地元の若者・佐野を雇って転売業は軌道に乗り始めるが、そんな矢先、吉井の周囲で不審な出来事が相次ぐように。吉井が自覚のないままばらまいた憎悪の種はネット社会の闇を吸って急成長を遂げ、どす黒い集団狂気へとエスカレート。得体の知れない集団による“狩りゲーム”の標的となった吉井の日常は急激に破壊されていく。
※映画.comより

キャスト
菅田将暉
古川琴音
奥平大兼
岡山天音
赤堀雅秋
吉岡睦雄
三河悠冴
山田真歩
矢柴俊博
森下能幸
千葉哲也
松重豊
荒川良々
窪田正孝

監督
黒沢清

123分

G

T・ジョイPRINCE品川2 16:45〜観客10人程/190席







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