続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「半世界」(2018/キノフィルムズ)

《『顔』『北のカナリアたち』などで知られる名監督・阪本順治が自ら執筆したオリジナルストーリーを映画化。中学生時代に一緒に過ごした友人の帰郷によって、自分たちの人生のこれからを考えるようになる39歳の男たちの葛藤と希望を描くヒューマンドラマ。稲垣吾郎、長谷川博己、渋川清彦が、男3人の友情と中年ならではの等身大の姿を好演。》

幼馴染の男3人それぞれ、役柄を変えてもよさそうと途中まで思ったけど、終わってみれば紛れもなくこれでなくてはいけないと思わせるようなハマり方で、稲垣吾郎さん、長谷川博己さん、そして渋川清彦さんが好演、出てくるだけで生活感が滲み出る池脇千鶴さんも説得力のある演技で最後まで引き込まれた。

比べるのは違うけど、“半世界”と“世界”で揺れる男たち、そして鎮魂の意味では「ディア・ハンター」と被るような気がしたというか、長谷川博己さん演じる瑛介から稲垣吾郎さん演じる紘の息子へと引き継がれた世界観に阪本順治監督らしさを感じて、息子役の杉田雷麟くんも印象的、やはり阪本順治監督は女優さんより男優さんを輝かせるような作品の方が合っているかも。

あらすじ
深慮もなく家業の製炭を継いで生計を立てている紘は、突然帰郷した元自衛官の旧友・瑛介から「こんなこと、ひとりでやってきたのか」と驚かれる。やがて瑛介の抱える過去を知った紘は、ないがしろにしてきた妻や息子、仕事と真剣に向き合うことを決意する。


119分

監督
阪本順治

キャスト
稲垣吾郎
長谷川博己
渋川清彦
池脇千鶴
竹内都子
杉田雷麟
信太昌之
菅原あき
堀部圭亮
岡本智礼
原田麻由
牧口元美
マレロ江口剣士朗
大浦彰希
大橋逸生
中津川巧
芳野史明
上ノ茗真二
西沢智治
保科光志
井谷三枝子
小野武彦
石橋蓮司

TOHOシネマズ日比谷3 17:45~観客40人程/100席




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